出版社内容情報
大場 大[オオバマサル]
著・文・その他
内容説明
いまだに後悔しながら死んでいく患者が後を絶たないなか、臨床の最前線でたたかい続ける著者が告ぐ!新型コロナウイルスよりも深刻な病に対峙したとき、真に有益で安心できる医療とは何か?
目次
第1章 そもそもがんとは何ですか?
第2章 手術でがんは治せますか?
第3章 抗がん剤は何のために使うのですか?
第4章 放射線治療で切らずに治せますか?
第5章 緩和ケアは最後の手段なのですか?
第6章 先進医療は優れた治療なのですか?
第7章 民間のがん治療クリニックは信頼できますか?
第8章 がん難民にならないためにどうしたらよいですか?
著者等紹介
大場大[オオバマサル]
1972年、石川県生まれ。外科医、腫瘍内科医。医学博士。金沢大学医学部卒業後、がん研有明病院、東京大学医学部肝胆膵外科助教を経て、2021年に「東京目白クリニック」を開設。順天堂大学医学部肝胆膵外科非常勤講師も兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kitten
9
図書館本。がんに対する治療法は、日進月歩だ。私でもひと昔前の知識しか持っていないんだなぁ、と実感した。抗がん剤の進化がすごくて、ステージIVからでも手術が可能になるケースがあるということ。手術、化学療法、放射線が縄張り争いすることなく、共同して治療にあたることが大事。一方で、がん難民をターゲットにしたエセ医学詐欺が横行している。こちらも対策が必要だけど、一番は、医者が患者さんに寄り添うことじゃないだろうか。定期的に情報のアップデートが必要だと感じた。2022/11/17
Iwata Kentaro
9
献本御礼。この20年くらいでがん治療は激変してきたように思う。その理由が本書で分かる。ネットや有名人の逸話でがん治療を決めるリスクも分かる。がん治療で間違えないために。2022/09/08
ふじひろ
1
がん全体に対してQA方式で事得る形で、幅広く最新の知識を得ることが出来る良本。著者は外科医でもあり、腫瘍内科医でもあるので、どちらの方に偏ることが無い点は良い。 個人的にはがん病院で内科と外科の立場の違いを感じることがあったので。2022/09/27
くまたすと
0
患者に寄り添った診断してますとかよく言えるなぁと思った。2024/07/25