扶桑社新書<br> 驚異の再生医療―培養上清が世界を救う (改訂版)

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扶桑社新書
驚異の再生医療―培養上清が世界を救う (改訂版)

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  • サイズ 新書判/ページ数 263p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784594090784
  • NDC分類 491.11
  • Cコード C0295

出版社内容情報

◆iPS細胞、幹細胞移植ではなく、
「幹細胞の培養液」こそが再生医療の大本命だった!

元来、傷や病気で損なった臓器を再生させる(回復させる)ためには、どんな細胞にでも分化できる幹細胞を培養して移植する「幹細胞移植」がメインに使われていた。そこに、山中教授のノーベル賞受賞により、万能細胞といわれるiPS細胞が登場し、私たちは再生医療は今にでも飛躍的に進むかのような期待を抱いた。
しかし、iPS細胞の応用は、心筋シートや網膜の病気などにごく一部治験がはじまったばかり。夢のような治療・移植にはまだほど遠い。
そんな中、皮膚再生からスタートし、名古屋大学で30年以上にわたって再生医療を研究していた著者は、「幹細胞を移植するのと、幹細胞の培養液を注入することの、効果は同じである」ということを発見した。この培養液を「培養上清」を呼ぶ。

協力病院での治験で、培養上清によってアルツハイマー型認知症、脳梗塞、アトピー性皮膚炎、関節リウマチ、花粉症など、難治の症状が著しく改善したことを確認。さらに、培養上清は液体化、粉末化が可能で、大量製造できる。幹細胞移植に比べ れば費用は100分の1で、「移植」も必要なく、点滴か塗り薬として塗布、鼻から吸入するだけでよい。この技術は、2019年からノルウェーのベルゲン大学と大規模な共同臨床研究を開始している。

また、「体内の傷ついた細胞を再生する」ことができるため、特効薬がなかった新型コロナウイルスによる間質性肺炎、その後遺症、筋萎縮性側索硬化症(ALS)での治療にも効果をあげている。

※本書は2018年末に刊行した新書『驚異の再生医療~培養上清とは何か~』の改訂版です。前作からこの4年間での臨床結果などを加筆し、改訂版としました。

内容説明

培養上清と幹細胞移植は同じ効果!なおかつ低コスト、低リスク、投与が簡単!トカゲのしっぽが再生するのも、赤ちゃんのケガがすぐ治るのも、体内に「幹細胞」が多いため。従来再生医療はこの「幹細胞移植」がメインであったが、「幹細胞移植」は培養が高コストかつ、培養にも移植にも技術が必要であり、患者さんへの体の負担など、リスクも多い。「培養上清」は、「薬」である。適応範囲が幅広く、製剤化されれば、誰でも恩恵にあずかることができる「夢の治療薬」なのである。

目次

第1章 再生医療(臓器や組織の移植から始まる再生医療の歴史;脳梗塞によって片麻痺を起こした手が動くようになり、一人で歩けるようになった ほか)
第2章 幹細胞(私たちの体をつくっているのは200種類、37兆個の細胞;人間は本来、120歳まで生きられる!? ほか)
第3章 iPS細胞(再生医療の分野に大きなインパクトを与えたiPS細胞;万能細胞で、臓器丸ごと、人間丸ごとは再生できる? ほか)
第4章 培養上清(培養上清で、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の症状緩和に世界で初めて成功
新型コロナウイルスなどによる間質性肺炎にも培養上清の有効性が示された ほか)
第5章 再生医療、培養上清の光と闇、将来の方向性(研究者と一般の人の再生医療に対する期待度には大きなギャップがある;研究的アプローチに陥りがちな再生医療には問題がある ほか)

著者等紹介

上田実[ウエダミノル]
医学博士。専門分野は再生医療・顎顔面外科(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

templecity

12
再生医療で認知症を治そうという試みが始まっている。ただ現状では患者一人当たり1億円の治療代がかかると言われている。ただ認知症の家族を持って十分な教育を受けられない、働けないというマイナス面を考えると、早く効果が上がり安い治療薬を開発することが急務となっている。iPS細胞の治療が騒がれているが、幹細胞による開発もおざなりになってはいけない。薬の開発は開発費を確保することが重要だが、中には詐欺まがいで開発費をせしめるコンサルなどもいるとのこと。(続きあり) 2022/04/23

くらーく

2
改訂版だそうで。実際に効果があって証拠が揃っているのだから、もっと注力してあげれば良いのに。それにしても、幹細胞培養の上澄み液?に効果があって、副作用も少なくてといいことずくめとは。乳清とか、酒精とか、確かに他でも同じような事?はあるわねえ。瓢箪から駒なのかしら。 まあ、経過はどうあれ、自分がこの手の治療法のお世話になるときは、適切な価格で負担の少ない方法が確立されていると良いわねえ。もっとも、そんなに長生きをしてもやる事は無いけどねえ。2022/05/29

Go Extreme

1
再生医療: 臓器や組織の移植から始まる再生医療の歴史 脳梗塞によって片麻痺を起こした手が動くようになり一人で歩けるように  幹細胞: 私たちの体をつくっているのは200種類、37兆個の細胞 人間は本来120歳まで生きられる  iPS細胞: 大きなインパクト・iPS細胞 万能細胞で、臓器丸ごと、人間丸ごとは再生?  培養上清: 筋萎縮性側索硬化症の症状緩和に成功 新型コロナウイルスなどによる間質性肺炎にも有効性 再生医療、培養上清の光と闇、将来の方向性: 期待度には大きなギャップ 研究的アプローチに陥りがち2022/05/30

うーたん。

0
培養上清液という難しい話をわかりやすく説明してくれていると思う。 本当にこんなに良いものなのだろうか・・という気持ちもなくはないが、可能性はおおいに感じられた。2023/12/14

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