扶桑社ロマンス 公爵の甘美な手ほどき

ピアース，ケイト【著】〈Ｐｅａｒｃｅ，Ｋａｔｅ〉/上中 京【訳】

扶桑社（2021/02発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 524p／高さ 16cm
• 商品コード 9784594087135
• NDC分類 933
• Cコード C0197

出版社内容情報

良家の子女として育ったエリザベスだが、継父に辛く当たられ、ついに借金のかたとして、放蕩者と悪名高い公爵ジェルベイズに体ごと差し出されてしまった。
この機会に高級娼婦になって自立しようと決意した彼女は、処女の自分に官能の手ほどきをすることを公爵に依頼する。
一方彼女の言語能力に偶然気づいた公爵は暗号解読者として彼女を雇うが、解読された暗号文書は大英帝国を揺るがす事態を告げる。
互いの秘密による不信、官能のレッスン、さらに感情が絡み――二人の協力は英国を救うのか、そして恋の行方は？

内容説明

良家の子女として育ったエリザベスだが、継父に辛く当たられ、ついに借金のかたとして、放蕩者と悪名高い公爵ジェルベイズに体ごと差し出されてしまった。この機会に高級娼婦になって自立しようと決意した彼女は、処女の自分に官能の手ほどきをすることを公爵に依頼する。一方彼女の言語能力に偶然気づいた公爵は暗号解読者として彼女を雇うが、解読された暗号文書は大英帝国を揺るがす事態を告げる。互いの秘密による不信、官能のレッスン、さらに感情が絡み―二人の協力は英国を救うのか、そして恋の行方は？

著者等紹介

ピアース，ケイト［ピアース，ケイト］ ［Ｐｅａｒｃｅ，Ｋａｔｅ］
イギリス生まれ。歴史学の学位を取得し、公務員を経験したのち、ロマンス作家として活躍を始める。『ＮＹタイムズ』と『ＵＳＡトゥデイ』のベストセラー作家。現在は子どもや夫と一緒にハワイで暮らしている

上中京［カミナカミヤコ］
関西学院大学文学部英文科卒業。英米文学翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たまきら]

この作者さんの男女だけのロマンスを読むの、初めて。他のシリーズが先行しているので、いとこが出てきたときに三人での展開になったらどうしようと無駄にソワソワしてしまいました。この時期は情報をつかむことの重要性が徐々に専門化していった（スパイ）といわれている時期なので、そこのところがもうちょっと掘り下げられていたらもっと面白かったかもなあ。傲慢男子と短気な女子の楽しいコンビは、結構笑わせてもらえました。

2021/08/05

[ＫＡＺＵ@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》]

以前に読んだマダムヘレーネのシリーズより断然面白い。ヒーローの元愛人の言葉で、自分が周りの人を信用しないと、周りの人達からも信用されなくなる。そして段々自分のそばにいた人達が去って行き、一人ぼっちなってしまう というようなシーンがあった。これは今の自分の周りの状況と近いものがあって、心に刺さった。ヒーローがあまりにもヒロインを信用しないので、いっそ従兄弟と結ばれてもいいのではと思ってしまった。あと3作あるらしいので、全部翻訳されますように。

2021/02/14

[菫子]

官能公爵様のキャラクターが良かったので楽しく読みました。紳士的で品格があり官能的で、でも本命にはヘタレで頑固で、でも時々素直で、そういう魅力全てが会話に現れていました。その意味で会話文がお上手。一般的なヒストリカルより官能シーンがやや多めだけどエロティカというまでではなくミステリー要素とのバランスが絶妙でした。HOTシーン多めなのにとても上品な仕上がりで、翻訳文がとても綺麗。(原題 Educating Elizabeth)

2021/02/15

[Michelle]

「甘美な手ほどき」の部分が多すぎて途中で飽きてしまった。それ以外の部分も今ひとつ。ちょっとずつズレてる違和感が最後まで拭えず。この作家さんとは相性が悪いのかも。

2021/07/14