出版社内容情報
コロナ禍で、多くの企業や労働者が苦しんでいる。失業者は増え、中小企業を中心に倒産が相次いでいる。GDPは激減し、日本経済が疲弊している。
この現状を救うためには、個人への継続的な現金給付「ベーシックインカム」の導入が必要だと本書の著者である井上智洋氏・小野盛司氏は主張する。
つまり、赤ちゃんからお年寄りまですべての国民に、無条件にお金を配るという政策だ。しかも特別定額給付金のように1回配ったきりではなく、継続して配る。
そしてその額は、小野盛司氏がシミュレーションした結果「年120万円までは十分可能」だという。
生活が苦しい人も、お金持ちも、中間所得層も、みんながより豊かになる。ほとんど誰も損をしない。しかも日本経済が復活する。そんな可能性を秘めているのがベーシックインカムだ。
しかし、財源はどうするのか? 将来世代が借金で苦しむのでは? そんなにお金をもらうと働かなくなってしまうのでは?
そんな疑問に、二人の専門家がわかりやすく答える。
内容説明
生活が苦しい人も、お金持ちも、“中流”の人も、企業も、みんなが幸せになって誰も損をしない。日本経済も復活する。すべての人が自分の「好きなこと」を仕事にできるようになる。そんな夢のような方法があるんでしょうか?あるんです。それが「政府が全国民に直接お金を配る」という政策です。「財源はどうするの?」「将来世代に負担がかかるのでは…」と思ったあなた、ぜひこの本を開いてみてください!!
目次
第1章 お金をばらまくことはムダじゃない
第2章 配らなければビンボーが続く
第3章 コロナ不況とデフレマインド
第4章 お金がないなら、刷ればいい!
第5章 日本経済復活シミュレーション
第6章 対談 人々の幸福のための経済を
著者等紹介
井上智洋[イノウエトモヒロ]
駒澤大学経済学部准教授、早稲田大学非常勤講師、慶應義塾大学SFC研究所上席研究員。博士(経済学)。2011年に早稲田大学大学院経済学研究科で博士号を取得。早稲田大学政治経済学部助教、駒澤大学経済学部講師を経て、2017年より同大学准教授。専門はマクロ経済学
小野盛司[オノセイジ]
日本経済復活の会会長、日本ベーシックインカム学会理事。1974年東大大学院博士課程卒、理学博士。1974年~1984年カリフォルニア大学、パリ大学、CERN等にて、素粒子論の研究と教育を行う。1984年に帰国し、東大理学部に属しながら東大英数理教室を設立、2018年まで代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Eri
好奇心の横断歩道を渡る!
ちゃん太郎