内容説明
新型コロナワクチンはリスクが大きすぎ。長生きを目標にすると人生はつまらない。健康診断は受けてもしょうがない。ボケにもメリットはある…ほか、「不良老人」こそ「今」を楽しんで幸せになれる。賢くしたたかに老後を生き抜く知恵と教養。
目次
第1章 新型コロナウイルスの正しい情報を知る―老人に必要なウィズコロナを生きる知恵、教えます
第2章 老人だからこそ「今」を楽しむ―どんなに心配しても人はいずれ死にます
第3章 嫌いなことはやらなくていい―世の健康情報に振り回されたらダメです
第4章 健康診断は受けなくていい―誰かの言いなりでは自分の命は守れません
第5章 人づきあいは必要だが「適当」ぐらいがちょうどいい―大事なのは頭の中の「多様性」です
第6章 ボケても困らない時代の到来―テクノロジーは弱者の味方です
著者等紹介
池田清彦[イケダキヨヒコ]
1947年、東京都生まれ。生物学者。東京教育大学理学部生物学科卒、東京都立大学大学院理学研究科博士課程生物学専攻単位取得満期退学、理学博士。山梨大学教育人間科学部教授、早稲田大学国際教養学部教授を経て、早稲田大学名誉教授、山梨大学名誉教授。高尾599ミュージアムの名誉館長。生物学分野のほか、科学哲学、環境問題、生き方論など、幅広い分野に関する著書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tori
8
【概要】池田先生のコラム。まとまっているようで広がっています。 【感想】一周回って?まともな人だと思います。肩肘はらずに読めるのに、磨かれた知見を学べます。「老後」との記載ですが、若年層に属する私でも、ほぼ違和感がなかったです。2021/09/07
Susumu Kobayashi
6
副題がいい。「大事なのは、「楽しく過ごし、結果的に長生きする」ことであって、「長生きという目的のために楽しく過ごす」ことではない」(p. 79)。「「ストレス=健康の敵」というイメージがあるが、これは正しくない。(中略)一切ストレスがないというのは、長寿遺伝子をさぼらせることにつながるので、かえって身体には毒なのである」(p. 80)。「真面目な人ほど医者の言うことを信じて、健康によかれと思うことを心がけるが、これこそストレスの溜まる原因となり、寿命を縮めることにつながるに違いない」(p. 148)。2021/03/12
みのにゃー
3
生き方指南。コロナ対策に対して少し批判も。ベーシックインカム推奨。門倉さんも推してたな。「ホンマでっか」の出演者の間で浸透してたのか。読みやすく面白い。納得できる内容。何事もほどほどに。Take it easy、気楽にいこうぜ!趣味の見つけ方は、無趣味の男性高齢者向けのアドバイス。2022/09/04
ふーぱお
2
池田節全開の老人?(70代は現代ではバリバリ現役だが)エッセイ。メディアや周りの人に惑わされず、残された人生やりたい事を適度に行い、ストレスを溜めないように生きていきましょう!と言うメッセージを頂きました!科学者らしくデータを公開しなから、物事の本質を見抜く先生の発言に頷きながら読了しました。2021/07/17
tdyskd
1
喫煙者で便秘に悩む人はあまりいないとは知らなかった。2023/03/31