出版社内容情報
新型コロナウィルスによる感染症の世界的な広がりは、期せずして「グローバリズム」の負の側面をあぶりだ
すことになった。本書では、その「グローバリズム」に潜んでいた左翼主義的な思想に焦点を当てて、歴史の文脈
の中で批判を展開する。
内容説明
今こそグローバリズムへの幻想を捨て、健全なナショナリズムへの転換が必要である。グローバル化の裏に隠れた左翼思想を撃つ!
目次
第1章 左翼グローバリズムの企み(「敗戦」でも「対米従属」でもなかった戦後日本;アメリカの「赤い星」たちが画策した野坂参三「共産政権」の誕生;「日本国憲法」は「共産主義革命」の前段階のものだった!;憲法に「象徴天皇」を残した共産主義者の謀略;「象徴」という輸入語;戦争犯罪人という烙印)
第2章 左翼グローバリズムの誤り(マルクス主義イデオロギーにとらわれたアメリカの歴史学者たち;合理主義では日本は理解できない―磯田道史著『「司馬遼太郎」で学ぶ日本史』批判;日本なしにサピエンス史を語るなかれ―ハラリ著『サピエンス全史』批判;ユダヤ人をどう考えるか―ベロック著『ユダヤ人』を読む;「あいちトリエンナーレ」が残した問題―現代芸術の死と政治イデオロギー)
著者等紹介
田中英道[タナカヒデミチ]
昭和17(1942)年東京生まれ。東京大学文学部仏文科、美術史学科卒。ストラスブール大学に留学しドクトラ(博士号)取得。文学博士。東北大学名誉教授。フランス、イタリア美術史研究の第一人者として活躍する一方、日本美術の世界的価値に着目し、精力的な研究を展開している。また日本独自の文化・歴史の重要性を提唱し、日本国史学会の代表を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 仏教美術の研究