扶桑社ミステリー<br> コックファイター

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扶桑社ミステリー
コックファイター

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  • サイズ 文庫判/ページ数 399p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784594084851
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

「もう俺も誰ともしゃべらない。」――加瀬亮(俳優)

ロジャー・コーマン製作の伝説的カルト映画、
その幻の原作がついに邦訳なる!
『拾った女』(『このミステリーがすこい!2017年版』海外編第4位)の巨匠が贈る、
前代未聞の「闘鶏小説」! これぞ「男」のノワール。


1960年代のアメリカ南部。フランク・マンスフィールドはプロの闘鶏家だ。
生涯の目標である最優秀闘鶏家賞のメダルを手にするまでは、
誰とも口を利かないという沈黙の誓いを立てて、
闘鶏に文字通り命を懸けて生きてきた。
サシの勝負で敗れ、最後の鶏まで喪って文無しになったフランクは、
復活を期して再び動き始めるが……。
乾いたユーモアと血腥い戦いの美学に彩られた、これぞ「男」のノワール。
ロジャー・コーマンの伝説的カルト映画原作にして
巨匠最大の問題作が、遂に邦訳なる!〈解説・滝本誠〉



『コックファイター』は、ウィルフォード小説にあって、
いや彼にとどまらない、小説界全体としても、
きわめて異色の作品である。
ハーマン・メルヴィルが『白鯨』を鯨百科と化したように、
ウィルフォードは『コックファイター』を「闘鶏全書」とする――。
               ――滝本誠(評論家)

内容説明

1960年代のアメリカ南部。フランク・マンスフィールドはプロの闘鶏家だ。生涯の目標である最優秀闘鶏家賞のメダルを手にするまでは、誰とも口を利かないという沈黙の誓いを立てて、闘鶏に文字通り命を懸けて生きてきた。サシの勝負で敗れ、最後の鶏まで喪って文無しになったフランクは、復活を期して再び動き始めるが…。乾いたユーモアと血腥い戦いの美学に彩られたこれぞ「男」のノワール。R.コーマンの伝説的カルト映画原作にして巨匠最大の問題作が、遂に邦訳なる!

著者等紹介

ウィルフォード,チャールズ[ウィルフォード,チャールズ] [Willeford,Charles]
1919年アーカンソー州生まれ。幼くして孤児となり、流浪の青年時代を送ったのち、年齢を偽って陸軍に入り、めざましい戦果をあげる。53年に長編デビュー。長く不遇だったが、80年代に再評価され、カルト的な人気を得た。88年に死去

齋藤浩太[サイトウコウタ]
1974年生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Panzer Leader

57
最優秀闘鶏家賞を受賞するまでは誰とも喋らないと沈黙の誓いを立てた闘鶏家フランクは賭けに負けて全てを失った。無から出発して全米最大の大会に出場するまでの再起を描いたストイックな男のお話。全く知らない闘鶏の世界を教えてくれるお仕事小説でもある。主人公を始め登場人物たちがみなキャラが濃くてフィクションとは思えないほど存在感がある。鶏の選択から飼育・トレーニング方法・使用する防具など事細かに描かれていて、自分がいっぱしの事情通になったかと勘違いしてしまうほど描写は圧巻で、いつか試合を見に行きたいなと思わせるほど。2021/01/20

ち~

38
闘いに負け、全ての鶏と、全財産を無くした闘鶏家フランク。前半は、最大の大会を目標にしたフランクの再起。とても美しい羽色の鶏イッキーと出会い、金策に奔走し優秀な鶏を集める。後半は数々の大会をこなして調整を重ね、いよいよ最大の目標の大会へ。闘鶏に携わる人々の人生や、フランクの長い付き合いのフィアンセとのエピソードも盛り込まれている。あることがキッカケで決して誰とも喋らないと誓いを立てたフランクの一人称の語りが良い。傷つきながらも死ぬ間際まで闘志を燃やし続ける鶏達の雄々しき姿は残酷で、強烈な印象を残す。2020/12/29

ネコベス

33
名誉ある最優秀闘鶏家賞のメダルを授与されるまで沈黙の誓いを立てた闘鶏家フランク。宿敵ジャックに敗れ全てを失ったフランクは再起を目指し奮闘する。1960年代の米国南部を舞台に闘鶏に憑りつかれた男達の妄執や独特の世界観を描いた味わい深いノワール。闘鶏業界のルールや鶏の飼育、トレーニング方法まで詳細に描写されるが、沈黙を貫く主人公フランクの妙に良心的で人に好かれるがプライドが高く偏屈なキャラクターがユニークで周囲の人間模様もコミカルで面白かった。映画ではウォーレン・オーツが愛嬌のあるフランク役を熱演している。2020/06/22

ちろ

22
この闘鶏冒険譚に惹かれた訳者のパッションが、沈黙を貫くフランクの心のうちを踊るように代弁していて引き込まれた。闘鶏の知識と興味がなくても楽しめた。血生臭い場面もあるが清々しい読書体験、面白かった。2021/03/11

そふぃあ

20
名誉を勝ち取るまで一切喋らないと誓いを立てた闘鶏家の話。だが半分読み進めるまで一文無しでずっと金策してたのがちょっと笑えた。 闘鶏は残酷じゃないって言いながら、両足を切断した鶏を燃やして闘わせる。 それで婚約者に「闘鶏を見れば残酷な競技じゃないことが分かるから見にこい」って言うんですよ。クレイジー。論理が破綻するほど闘鶏にのめり込んでる。 翻って我々は、鶏を食べるためだけに毎日沢山殺してる。だから、闘わせて死なすのが特別残酷とは言えない。鶏が闘って死ぬことの善悪について、深く考えてみようと思った。2020/05/16

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