目次
まえがき “大外宣”とは中国が推進するグローバル戦略の文化ツールである
第1章 中国共産党対外宣伝史の遥かなる源流
第2章 中国「大外宣」の「本土化戦略」
第3章 世界中国語メディアの政治的版図
第4章 香港返還後のメディアの喉舌化
第5章 中共政府の台湾メディアに対する赤い浸透
第6章 中国イメージの不安症と“大外宣”効果
最終章 二〇一八年、米国は中国大外宣阻止を開始した
あとがき 八年遅れでやっと世に出た大外宣研究リポート
著者等紹介
何清漣[カセイレン]
経済学者・ジャーナリスト。1956年、中国湖南省生まれ。湖南師範大学卒。上海・復旦大学で経済学修士号を取得。湖南財経学院、曁南大学で教鞭をとり、中共深〓市委員会宣伝部に勤務の後、『深〓法制報』で長らく記者を務めるかたわら、中国社会科学院公共政策センターの特約研究員となる。98年に政治経済学の視点から中国社会の構造的病弊と腐敗の根源を衝く『現代化的陥穽』(邦訳『中国現代化の落とし穴』(草思社刊))を出版。知識人層から圧倒的な支持を得たが、共産党政権下の政治的タブーに踏みこむ言論活動を貫いたため、国家安全当局による常時監視、尾行、家宅侵入をはじめとするさまざまな圧力を受け、2001年に中国を脱出して米国に渡った。現在はプリンストン大学、ニューヨーク市立大学で研究活動に従事し、『当代中国研究』誌などに意欲的な論考を発表して精力的な活動を続けている。なかでも、渡米後の2004年に刊行された『中国の嘘』(小社刊)は、記者としての現場体験を踏まえた白眉の中国におけるメディア・コントロールと言論統制の恐るべき実態を描ききった労作として高い評価を得ている。混迷を深める現代中国の動向を語るうえで欠かすことのできないキーパーソンのひとり
福島香織[フクシマカオリ]
ジャーナリスト、中国ウォッチャー、文筆家。1967年、奈良市生まれ。大阪大学文学部卒業後、1991年、産経新聞社に入社。上海復旦大学に業務留学後、香港支局長、中国総局(北京)駐在記者、政治部記者などを経て2009年に退社。以降はフリー・ジャーナリストとして月刊誌、週刊誌に寄稿。ラジオ、テレビでのコメンテーターも務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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