内容説明
日本人の精神のふるさとは縄文にある。芸術の域にまで達する土偶。世界に誇れる天皇制。最新の知見を踏まえて古代日本の実相に挑む歴史ロマン!
目次
プロローグ 縄文土偶の芸術性
第1章 神武天皇はもちろん実在した
第2章 大和政権、邪馬台国と卑弥呼
第3章 『古事記』とて「近代の書物」だ
第4章 世界文明のなかの「縄文」
第5章 日本人の精神構造と道徳は縄文時代に確立されていた
エピローグ 大和言葉は縄文語が源流
著者等紹介
宮崎正弘[ミヤザキマサヒロ]
昭和21(1946)年石川県金沢市生まれ。評論家。早稲田大学中退。「日本学生新聞」編集長、雑誌『浪曼』企画室長、貿易会社経営などを経て、昭和57(1982)年『もうひとつの資源戦争』(講談社)で論壇デビュー。国際政治・経済の舞台裏を独自の情報で解析する論評に定評があり、中国ウォッチャーの第一人者として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ken
3
「古事記以前」の興味から(タイトルに抵抗を感じつつ)ポチり。神代文字や古史古伝、ケルト人と縄文人との共通など、全体的にロマンは感じる。日本人の精神のルーツに遡及しようというのも本書を手に取った本来の意に叶う。興味深く読めた。ただ、濃い 、濃いのだ、濃すぎる筆者の右翼的な思想よ。「縄文中期に高度で独自な文明があった。我々にとって誇らしい」うん、それは良い。でも「天皇制の原型だ」なんて言わなくたって良い。とにかく韓国や中国に対して徹底的にマウントを取りにかかる。売られた喧嘩を買うの趣き。右寄りの人におすすめ。2020/07/04
Masataka Sakai
2
日本人の精神のルーツを巡り、現在を語り、未来をうれう 良い本です2019/11/13
dai267712
2
縄文時代って実は凄い文明だったかも! 日本人の核は縄文時代にあったと思って間違いないですね😉2019/09/06
あきいら
1
タイトルに興味を持って読んだが、関係ない話や思い込みが多いと感じた。学術的な内容を期待したが、縄文をテーマにしたエッセイ集に近い。筆者と考え方が合えば、楽しめるかもしれない。2019/10/13
dahatake
0
良いとか悪いとかではなく。 天皇の位置付けについての内容であった。縄文時代への深掘りではない。 本の中で他者への批判を展開するのは読んでいて良い気はしない。 また、議論の根拠に乏しく、信仰・史観ありきの話が多く感じた。2022/09/26