扶桑社文庫
経済で読み解く世界史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 303p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784594081638
  • NDC分類 209
  • Cコード C0195

出版社内容情報

”バブル””金融政策””不採算部門のカット”など、ビジネス用語も駆使して、世界史を「カネ=富」の観点から捉えた内容。ビジネスにも役立つ斬新な世界史。

内容説明

アメリカと中国の覇権争いが世界経済に深刻な影響を与えかねない。社会変動の要因としてお金(経済)が重要なのは今も昔も変わらない。本書は経済というツールを使って歴史を捉える斬新で実用的な世界史入門。例えば、フランス革命やナポレオンの台頭は当時の経済社会がつくり出した「現象」である。財政赤字や金利低下、貿易戦争、庶民VS富裕層という階級闘争、覇権抗争やグローバリズムなど、今日の課題は世界史でも何度も起きている。それらの「現象」の背後にある一般法則や原理を徹底解明!

目次

1 概観
2 古代
3 中世
4 近世
5 近代
6 現代

著者等紹介

宇山卓栄[ウヤマタクエイ]
1975年、大阪生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。代々木ゼミナール世界史科講師を務め、著作家。テレビ、ラジオ、雑誌、ネットなど各メディアで、時事問題を歴史の視点でわかりやすく解説。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴァン

8
 この本を読むと経済と戦争がいかに絡み合って歴史を重ねてきたのかがわかる。いまは正義を唱える国でも、かつては奴隷貿易で収益を上げて平然としていたのだから、人間性の尊厳など、あとから組み立てられたものに過ぎないのかもしれない。2020/02/05

sakadonohito

7
塾講師ということで薄く広くだろうという偏見もあり、あまり真剣に読めなかった。不正確な箇所もあったが、自分の全く知らない(興味を向けたこともなかった)箇所もあったので、またいつか読み返しつつ事実確認をしたいと思った。どうやら2025年版が出ているようですね。2025/03/18

文麿

4
『諸葛亮孔明』という表記で「鵜呑みにしていい本ではないかも?」と思ったが面白く読めました。『経済』という知識と目を持っている人から見れば歴史とはこう見えるんだな、と。金は大事。2019/05/10

いけちゃん

3
経済史って主人公となる人物がいない(敢えて言うなら集合体としての「民衆」)のでとっつきづらいところがあるが、やはり歴史の因果関係を最も説得的に説明しているように思う。筆者はマルクス主義的歴史観に傾倒しており、おや、とも思わなくないが、内容を読み進める上で支障は感じなかった。内容も高校世界史のレベルを出ないし、大学受験を控える高校生におすすめしたい。もちろん教養を付けたい大学生・社会人にも。2020/04/26

YMTrade2

3
世界史の背景に経済が大きく影響しており、それぞれの背景と考察を端的にまとめてある良書。動乱、戦争の背景には国民の不満があり、詰まるところ、経済状況が弱くなる事による食うに困るような状況が背景である。経済という切り口と内容の良さが相まっている。2020/03/20

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