出版社内容情報
ジェイムズ ロリンズ[ジェイムズロリンズ]
著・文・その他
遠藤 宏昭 訳[エンドウヒロアキ]
翻訳
内容説明
インカ文明を専門とする考古学者ヘンリーはペルーの発掘地で発見された古いミイラを大学のラボに持ち込んだ。ミイラの首には黄金の十字架。宣教師のミイラなのか?不審に思ったヘンリーはミイラをCTにかけるのだが―。その頃、発掘現場で新たな発見があった。神殿の地下に隠された扉が見つかったのだ。ヘンリーの甥サムとチームのメンバーはその秘密部屋の調査を進めるが、神殿が崩落して閉じ込められてしまう。そして地下から脱出すべく奮闘するサムたちの前に驚くべき事実が姿を見せる。
著者等紹介
ロリンズ,ジェームズ[ロリンズ,ジェームズ] [Rollins,James]
1961年イリノイ州生まれ。ミズーリ大学で獣医学の博士号を取得後、カリフォルニア州サクラメントに移り開業。1998年頃から執筆活動を始める
遠藤宏昭[エンドウヒロアキ]
1952年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒、ブリティッシュ・コロンビア大学大学院修士修了。専攻は言語教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
103
この作者のものは、毎年2つのシリーズ(?)が2分冊になって出版されます。シグマ・フォースシリーズは未刊ですが、こちらの古代ものが出ているので読みました。インディ・ジョーンズの原作者でもあるのでこのような物語はお得意なのでしょう。発掘現場に閉じ込められたり。中世の異端審問官の話が出てきたり、はたまた変な怪物のようなものも出てきてと楽しませてくれます。2018/06/26
鷺@みんさー
34
記念すべき1300件目レビューだったので書き直し(笑)作者はインディジョーンズのノベライズも手掛けてるとのことで納得。まさにあのノリで、安心してハラハラしたり怪しんだりトンデモを楽しんだりできる。異端審問の修道士、ミイラの頭骨から迸る黄金、そしてお約束なギミック満載のお宝の間に始まって、地底を謎解き&危険なモンスターからの逃避行で、大学生たちがサバイバルな大冒険を繰り広げる。今だったら脱出ゲームアプリとしてプレイしても面白そう。急流に乗って下巻へGO!2021/09/02
あっちゃん
26
コレ、スゲェ!インディ・ジョーンズ(笑)叔父さんの考古学者のパートと、甥の大学生の発掘チームのパートと交互に進められていくので、両方ちょうど良い所で切り替わり先が気になってしょうがない(  ̄▽ ̄)2018/06/18
Richard Thornburg
24
感想:★★★★ タイトルからしてツボを押さえてるのに、物語の舞台はペルー。 しかもミイラは出てくるわ、黄金の十字架は出てくるわ、神殿のお宝の前には危険なトラップは出てくるわ・・・冒険モノの王道を行く要素満載で基礎固めは万全です。 でも、そこで素直に行かないところはロリンズ流。 ミイラからは謎の金属?は飛び散るし、スペイン異端審問所にも絡みが・・・ 謎かけの風呂敷を拡げたところで下巻へ。2020/04/21
ももすけ
18
ジェームズ・ロレンズ初読み。インカの遺跡で発掘された謎のミイラ。上巻は聞いた話によるとこの作家さんにしては展開が遅いとのこと。確かにそう感じたけど、後半20ページぐらいで一気に話が進んだ。どんな結末が待ち受けているのか楽しみ。 ただ、そもそも父が知人から借りているものなので下巻は父待ちw2020/02/14