ほんのきもち

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  • サイズ B6判/ページ数 135p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784594079000
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

贈りものには福がある。愛しくて、可笑しくて、ちょっと切ない、ちいさな贈りものがたり。16人のエッセイ&コミック&ショートストーリー。

著者等紹介

朝吹真理子[アサブキマリコ]
1984年、東京生まれ。作家。09年「流跡」でデビュー。10年同作でBunkamuraドゥマゴ文学賞、11年「きことわ」で芥川龍之介賞を受賞

彩瀬まる[アヤセマル]
1986年、千葉生まれ。作家。10年「花に眩む」で女による女のためのR‐18文学賞を受賞し、デビュー

いしいしんじ[イシイシンジ]
1966年、大阪生まれ。作家。03年『麦ふみクーツェ』で坪田譲治文学賞受賞、12年『ある一日』で織田作之助賞、16年『悪声』で河合隼雄物語賞を受賞

乾ルカ[イヌイルカ]
1970年、北海道生まれ。作家。06年に短篇「夏光」でオール讀物新人賞を受賞し、デビュー

オカヤイヅミ[オカヤイズミ]
1978年、東京生まれ。漫画家、イラストレーター

甲斐みのり[カイミノリ]
1976年、静岡生まれ。文筆家。旅、散歩、お菓子、手みやげ、クラシック建築やホテルなど、女性が好み憧れるモノやコトを主な題材に、書籍や雑誌に執筆

鹿子裕文[カノコヒロフミ]
1965年、福岡生まれ。編集者。13年「宅老所よりあい」という小さな老人介護施設で起きているドタバタのみを取り上げる雑誌「ヨレヨレ」を一人で創刊

今日マチ子[キョウマチコ]
漫画家。1P漫画ブログ「今日マチ子のセンネン画報」の書籍化が話題に。文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に四度選出。戦争を描いた『cocoon』は「マームとジプシー」によって舞台化。14年手塚治虫文化賞新生賞、15年日本漫画家協会賞大賞カーツーン部門を受賞

小林エリカ[コバヤシエリカ]
1978年、東京生まれ。作家、漫画家

坂木司[サカキツカサ]
1969年、東京生まれ。作家。02年『青空の卵』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

218
ちょっとした贈り物、お土産にまつわる16人のショートエッセイ集。“お福分け”に“小歳暮”かあ。こういうのいいね。個人的には“ほんのきもち”の加減がわからん。でも、人に物をあげるときは、感謝の気持ちと相手が喜んでくれる姿をイメージしてあげてはいるかな。そして、人に何かをあげるだけが“ほんのきもち”ではない。人それぞれの“ほんのきもち”があるんだね。16人の作家さんの“ほんのきもち”に対しての考え方、参考になりました。そして読了後は気持ちも穏やかになりました。2021/05/25

いつでも母さん

190
「ほんの気持ちです…」「気持ちばかりで…」贈り物を考える時間が割と好きだ。押し付けにならぬように渡したい。が、贈られるのは苦手なタイプでもある。贈る側は私の事を思って選んでくれているのにね。嬉しいのに照れくさいのだ(厄介な性格でしょ?)16人からなるエッセイとコミックとショートストーリー。どれも良かった。木皿泉さんのダンナの祖母さまの事、坂木さんの味噌汁最中、鹿子さんの読者、桜木紫乃さんのある編集者の言葉…ほっこりじんわり沁みて、最後の乾ルカさんに泣かされた。 2021/07/10

やっさん

109
★★☆ 手土産や贈り物をテーマとしたエッセイ集。桜木紫乃先生を目当てに読んだけど、そのほかも読み応えあるのがちらほら。手土産を選ぶのは大好きだから、これから尚更意識しそうだ。2021/01/10

モルク

108
「本のきもち」だと思っていたが、16人の作家さんたちの贈り物や手土産に関するものだった。思わずメモをとってしまいたくなるほど興味溢れるものがいっぱい。もう物は増やしたくないのでいただくなら食べ物がいいし、差上げるのも吟味してと思っている。自分では最高に美味しいと思って取り寄せほくほく持っていっても、後から何の反応もないとちょっとガッカリ。この本を読んであれこれ想像するだけでにんまり。装丁も可愛らしいし最後に編集部がおいしいものリストをあげておいてくれたのも役立った。2019/03/16

おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…

108
86/100点 エッセイ、ショートストーリー、コミックで綴る贈り物に関する16人のほんの気持ち。贈る者、いただいた者の笑顔がフッと目の前に浮かぶような文章の数々と、小ぶり素敵な本の装丁に中のイラストも可愛い素晴らしい一冊です。平松さん・木皿さん・彩瀬さん・文月さんが読んで気に入りましたが、やっぱり極めつけは最後の乾さんのお話。二度読み返して二度泣きました。これだけでこの本を読んだ価値がありました。2018/11/12

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