出版社内容情報
2025年夏、ゲームの主人公は僕じゃなかった――。
すべてを覆す愛と衝撃のラストシーンに驚嘆
現役アイドルにして、小説家。唯一無二の肩書を持つ加藤シゲアキが満を持して放つ
上下巻500ページの大長編が緊急発売!
内容説明
2025年。ゲーム会社に就職した光太は、気鋭のクリエイターとして活躍しながらも、心に大きな喪失感を抱えていた。そんな彼の前に、再び現れたチュベローズの面々。折しも、不気味な女子高生連続失踪事件が世間を騒がせ、光太が心血をそそぐプロジェクトは大きな壁にぶつかろうとしていた。停滞した時間が一気に動き出そうとするなか、否応なしに過去と向き合った末に、光太がたどりついた10年前の恐ろしくも哀しい真実とは―。
著者等紹介
加藤シゲアキ[カトウシゲアキ]
1987年、大阪府生まれ。2012年、『ピンクとグレー』で作家デビュー。アイドルグループNEWSのメンバー、俳優としても活躍の幅をますます広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やっちゃん
147
ミステリ色が強くなる後半。前半のちょっとした出来事も伏線だったりしてやるなあと唸ってしまう。ちょっと無理筋なところもあったけどまあ面白かった。三津子と絡み合って二重螺旋云々のところは例のコピペのオマージュなのか笑。2023/06/02
とん大西
134
おぉ!面白い!こんなに面白いとは思いませんでした。星霜を経ても人の根っこというのは-10年後のAGE32、大人になってもどこかスカしてて斜に構えた感じが抜けきらない光太。それでもどこか生真面目で。しかし、物語は前巻とはうってかわった疾走感と予想の向こう側の展開。夢中になって一気読みでした。AGE22からの伏線が繋がって収まってく感じが心地よい。ちょいと地文の粗さを感じたりもしましたが、後半の畳み掛けから琴線にふれるラストが達者でなんとも心憎い。…なんとも切ない。…チュベローズで待ってたんやね。2019/01/06
うっちー
111
加藤さん作家に専念してください2018/08/15
yuyu
111
AGE22の十年後の近未来が舞台。主人公の光太はゲームメーカー・AIDAの中心人物に。前編とは違い、ミステリー的な要素もあり、前編とは似て非なる感じ。AGE22の方が加藤シゲアキらしさが出でいたような気がする。終盤にかけて、カラクリが明かされていき、一気に佳境へ。いくら近未来とはいえ、そんなことが出来るのか?という違和感は拭えない。AGE22のほうが好きだな、断然!2018/04/04
machi☺︎︎゛
101
前作から10年経った2025年の話。ホストからゲーム会社に転職した光太は元々あった力で上へ上へと上り詰めていた。そんな時美津子の甥から美津子の死の真相を教えてほしいと頼まれいろいろ調査するうちに信じられない真実がわかる。突然の黒幕登場に驚きを隠せなかった。展開も早く続きが気になるストーリーで引き込まれしっかりとした最後にアイドルが書いたことに改めてびっくりした。2023/04/27