出版社内容情報
冒険小説の巨匠クライブ・カッスラーが贈る怒涛のエンタテインメント堂々の登場!!大好評既刊『大追跡』『大破壊』に続く待望の〈アイザック・ベル〉シリーズ第3弾!
内容説明
ラングナーとそれに続く人間の死の背後にちらつく謀略の影。そしてベルを狙うギャング。いったい弩級戦艦開発競争の裏側で何が企てられているのか?日本、イギリス、フランス、ドイツの曲者たちときわどく渡り合いながら、ベルはその影を追ってサンフランシスコへ。一連の事件の糸を引く“スパイ”の正体へ肉薄する。時代の不穏と闊達、テクノロジーの夢と憂鬱、さまざまな思惑が輻輳し、やがてたどり着く消失点―そこに待ち受けるものは?エンタテインメントの匠が放つ鮮やかな一撃!
著者等紹介
カッスラー,クライブ[カッスラー,クライブ] [Cussler,Clive]
1931年、イリノイ州生まれ。広告業界で働いたのち、1973年に『海中密輸ルートを探れ』で作家デビュー
土屋晃[ツチヤアキラ]
1959年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
102
下巻に入ってカッスラーらしさが表れてきました。最後はお決まりとは言いながらさまざまな趣向で楽しませてくれます。現代のジェームズ・ロリンズと違ってアメリカの時代物なのでしょう。日本でいえば、鬼平などがそれにあたるのかもしれません。まだまだシリーズが多くあるようです。毎年1作づつ訳されていくのでしょうね。2017/08/16
Richard Thornburg
17
感想:★★★★ ようやくベルのターンに移ったのかと思いきや、犯人もしたたかで油断のならない展開で楽しませてくれます。 しかしベルの所属する「ヴァン・ドーン探偵社」の実力と知名度はスゴイですね~ 州警察なんかよりはよっぽど権限を持ってそうでカッコいいです。 ラストではしっかりと海戦シーンもあったりして読み応えがありました。 ダーク・ピットシリーズが頭打ちになっているところ、本シリーズは既に10作品が刊行されているそうなので、今後が楽しみです。2018/07/01
ゆーぼー
9
現代の探偵の仕事と言えば、浮気などの素行調査がメインなのだが、ヴァン・ドーンの時代でのそれは、FBIのようなものだったらしいし、そのような地位を与えられていたようだ。 何度も危険な目に遭いながらも、実行犯のスパイから、その親玉に迫っていくベルの頭脳と行動が光る。 特に敵との攻防アクションシーンはカッスラーらしい激しいものになっていて、読み応えがあった。2017/08/02
中島直人
5
(図書館)読了2019/08/09
yasu7777
3
★★★☆☆2019/02/26