出版社内容情報
「人間の仕事を奪う」と脅威を呼んでいるAI(人工知能)、そしてロボットは、
同時にビジネスチャンスをもたらす産業として
現在IBMやGoogleなど、主にアメリカの巨大IT企業が牽引し、
世界各国・各企業がしのぎを削っている。
この、過熱するロボット研究開発に打って出ようとしているのが、日中韓の3国だ。
◆「ドローン市場シェアNo.1」の誇りと巨大国内市場を武器に、
国家を挙げた資本投下で先進国を猛追する中国。
◆福島第一原発事故を契機に開催された「災害用ロボット大会」で世界一に輝き、
「アルファ碁ショック」でIT先進国のプライドに火がついた韓国。
◆そして、いま話題の「ディープラーニング」のコンセプトの生みの親でもあるとともに、
産業用ロボットの開発の歴史と蓄積を持ち、ハード面での圧倒的な優位性を持つ日本。
現在、AIという「ソフト面」が大いに注目を集めているが、
ロボットが工場の中から社会空間に続々と進出しつつあるいま、
機能と安全性を担保する「ハード面」の重要性が改めて浮き彫りになりつつある。
ここに【ものづくり大国・日本の勝機】があった!
トヨタ自動車、ソフトバンクをはじめとする【国内有名企業のロボット事業担当者】が語る、
プライドをかけた開発秘話は必読!
さらに、日中韓3国のAI・ロボット最前線にいる研究者、新進気鋭のベンチャー企業らが
見すえる未来への展望も、生の声で多数収録。
ロボット・AI研究開発のいまを、【日中韓それぞれの戦略】という切り口から克明に描いた
渾身のルポルタージュ!
第一章 ロボット化する世界
第二章 ロボット大国・日本、いまそこにある変化
第三章 アルファ碁ショックに刺激される韓国社会
第四章 中国に訪れるロボット化の波
第五章 AIとロボットがもたらすユートピアorディストピア
河 鐘基[ハジョンギ]
内容説明
「ドローンビジネス大国」中国!「災害用ロボット世界一」韓国!気勢上がるアジアから、躍り出よ、日本!トヨタ、ソフトバンク、大学研究者、気鋭のベンチャーまで…日本、中国、韓国のAI・ロボット開発最前線を描くルポルタージュ!
目次
第1章 ロボット化する世界(高まるテクノロジーへの渇望、そしてシンギュラリティ;工場で始まったオートメーション ほか)
第2章 ロボット大国・日本、いまそこにある変化(ソーシャルロボット「ペッパー」の現在;ロボット活用の未来を目指すオープンな箱・「ペッパー」 ほか)
第3章 アルファ碁ショックに刺激される韓国社会(アルファ碁ショックに揺れる韓国;「ロボット密度」が世界一の韓国 ほか)
第4章 中国に訪れるロボット化の波(中国人民とロボット;中国の人工知能 ほか)
第5章 AIとロボットがもたらすユートピアorディストピア(ロボットと人工知能を横断するスペシャリスト;AIが人間の脅威になる、は本当か ほか)
著者等紹介
河鐘基[ハジョンギ]
1983年北海道生まれ。株式会社ロボティア代表取締役。テクノロジー専門ウェブメディア「ロボティア」を運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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