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出版社内容情報
暗闇の先に広がる誰も見たことのない世界が、どうしても見てみたい!
「なぜ洞窟か?」と聞かれれば、「そこに未知の世界があるから」。
17?の隙間があれば身体を押し込み、泥にまみれ、ロープに吊り下がり、落石で肩を砕かれたこともある。そこに現れるのは、荘厳な鍾乳石のホールであり、何十メートルもそびえ立つ氷の柱であり、水の張った美しい棚田のプールであり……。地下には想像を絶する素晴らしい世界が広がっている。
しかしそれ以上に吉田を駆り立てるのは「未踏」だ。人類で初めて自分が足を踏み入れる空間。その興奮が吉田を洞窟のとりこにした。
ロープ1本で400メートルの縦穴(東京タワーがすっぽり入る)を下りる恐怖や
最長では11日に及ぶという洞窟内での過ごし方(排泄物は持ち帰る!)、
ベトナムで見つけた火山洞窟があとから大発見だと判明したりなど、
洞窟探検譚はもちろん、洞窟内で遺体を発見した仰天エピソードから、真剣に取り組む洞窟ガイド育成まで、「洞窟のおかげで人生が豊かになった」という洞窟愛がこれでもかと詰まった1冊。
破天荒な行動と憎めない人柄、何よりも、洞窟にかける情熱とときめきに、こちらまで胸が熱くなる。人なつっこくて怖がりで、ロマンチストで、たまにアホ。
読んだら元気が出ることは間違いない。
吉田 勝次[ヨシダカツジ]
1966年、大阪府生まれ。20代後半で洞窟にのめり込み、今まで入った洞窟は国内外含め1000以上という洞窟探検家。(有)勝建代表取締役、(社)日本ケイビング連盟会長。洞窟のプロガイドとして、テレビ番組での洞窟撮影、学術調査、研究機関からのサンプリング依頼、洞窟ガイド育成など、洞窟に関わることならすべて請け負う。洞窟をガイドする事業「地球探検社」、洞窟探検チーム「JET」、洞窟探検プロガイドチーム「CiaO!」主宰。
内容説明
落石で骨折し片手で300メートルのロープをよじ登る。17cmの隙間があればもぐりこむ。排泄物はすべて持って帰る。ときに10日間以上洞窟に入りっぱなしのことも。何度死にかけても、見てみたい!!圧倒的な暗闇に広がる、美しくも恐ろしい世界。
目次
第1章 洞窟病、重症化する(なぜ洞窟を探検するのか?;いきなり冬山で登山デビュー―洞窟以前の紆余曲折 ほか)
第2章 計画性はゼロ?出たトコ勝負で突っ走る!(“危機一髪ばなし”にはこと欠かない;教えてほしけりゃ、俺から引き出せ!異色のガイド講習 ほか)
第3章 いかにして洞窟を探検するか?―吉田流洞窟探検術(動きたいときに動き、休みたいときに休む!;悩ましい「装備」と「寝場所」の問題 ほか)
第4章 洞窟探検の愉快な仲間たち(「JET」のきっかけは英会話学校!?;唯一無二の個性派揃いのガイド集団「CiaO!」 ほか)
第5章 オレは生涯、洞窟探検家(「冒険」と「探検」は似て非なるもの;洞窟からすべてを与えられた ほか)
著者等紹介
吉田勝次[ヨシダカツジ]
1966年、大阪府生まれ。洞窟探検家。(有)勝建代表取締役、(社)日本ケイビング連盟会長。洞窟のプロガイドとして、テレビ番組での洞窟撮影、学術調査、研究機関からのサンプリング依頼、洞窟ガイド育成など、洞窟に関わることならすべて請け負う。洞窟をガイドする事業「地球探検社」、洞窟探検チーム「JET」、洞窟探検プロガイドチーム「CiaO!」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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