芸人迷子

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784594076122
  • NDC分類 779.14
  • Cコード C0095

出版社内容情報

『僕が尊敬する漫才師が書いた、血だらけの告白がここにある。
何かを愛することは残酷なほどの痛みを伴う。だからこそ、尊い。
後悔や 情けなさ、誰かの嘲笑さえも飲み込んだ日々は、
その尊さは、誰が何と言おうとも揺るがない。』
――又吉直樹(ピース)

結成以来、数多くの新人賞を獲得し、東京進出。
その後も「第1回M-1グランプリ」準優勝、
「第4回爆笑オンエアバトル チャンピオン大会」優勝、
渋谷公会堂で史上初の漫才ライブを成功させるなど
実績を重ねていったかに見えていた二人は、なぜ解散を選んだのか? 
「ぼやき漫才」で熱烈な支持を集めた
お笑いコンビ「ハリガネロック」のユウキロックが
解散までの内幕をリアルに描写。

島田紳助、松本人志、千原ジュニア、中川家、
ケンドーコバヤシ、ブラックマヨネーズ……
笑いの傑物たちとの日々の中で出会った
「面白さ」と「悲しさ」を綴った入魂の迷走録。




ユウキロック[ユウキロック]

内容説明

島田紳助、松本人志、千原ジュニア、中川家、ケンドーコバヤシ、ブラックマヨネーズ…笑いの傑物たちとの邂逅、そして、己の漫才を追求し続けたゆえの煩悶の日々。「ハリガネロック」解散までを赤裸々に綴った迷走録。

目次

2005‐2008(否定―2005年の「ブラックマヨネーズ」;意地―屈辱の2丁目劇場 ほか)
2009‐2012(躍動―「アメトーク!」に救われた命;破壊―芸人が結婚することの意味 ほか)
2013(決断―沖縄の星空が示した答え;動揺―遅すぎた相方の告白 ほか)
2014(針金―突然決まったコンビ名;5分―集中力を研ぎ澄ませ ほか)
再会

著者等紹介

ユウキロック[ユウキロック]
1972年、大阪府生まれ。1992年、11期生としてNSC大阪校に入校。NSC在学中にケンドーコバヤシと「松口VS小林」を結成。1995年に解散後、大上邦博と「ハリガネロック」を結成、「ABCお笑い新人グランプリ」など賞レースを席巻する。その後も「第1回M・1グランプリ」準優勝、「第4回爆笑オンエアバトルチャンピオン大会」優勝などの実績を重ねるが、2014年にコンビを解散(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

83
かつて「ハリガネロック」という漫才コンビを組んでいたユウキロックの自伝的一冊。ハリガネロック、まだ記憶に新しい人もいるだろう。実力を感じさせる漫才コンビだった。本書でも渋谷公会堂で2000人を動員した単独ライブのシーンはひとつの山場である。しかし演者のモチベーションやコンディション次第であれよあれよと露出その他が萎んでゆく姿は恐怖でもある。芸能界には当然のものなのだろうが。読んでいて思ったのは著者の相方・大上邦博は大変だっただろうなと思う。しばしばあたかも無能に描かれている。ストイシズムは時に人を潰す。2019/09/28

西

44
面白くてあっという間に読み終わった。自分と同世代の芸人。漫才コンビとしてM-1決勝などにも残りながら、それでも解散せざるをえないシビアな世界。さながら格闘技かプロレスの世界のよう。はたから見ている分には誰が上にいくのか興味深いけど、当人達、特に天才ではないけど実力のある人たちは血を吐くような思いで日々戦っているのだなと思った。実力があるのに売れないのは本当に地獄だろうな…。2017/05/01

たぬきごんべい

35
芸人として20年もの永きにわたり真摯に向き合った漫才師としてのノンフィクション。前半は相方への不満と愚痴ばかりに思えるが、漫才愛故のこと。 後半に入り相方の名前も登場し解散までの苦しみや悲しみが書かれてる。笑いを教えたことにより、生徒達の楽しい漫才づくりを見て、自分と重ね合わせあの頃の情熱を思い出し切なくなるのは悲しい。 ケンドーコバヤシとコンビを組んでたのは知らなかった。「火花」が好きなかたにお薦めです。★4.02017/03/03

しーふぉ

22
ハリガネロックという漫才師だった人の回顧録。正直、コンビ名を聞いたことがあるくらいでネタも分からないし、顔も分からない。話しの時間が行ったり来たりし過ぎるのが気になる。人間的に不器用なのだと思うけど、もう少し相方と丁寧に向き合えなかったのかな。パワハラ上司のようでした。内容は面白く文章も上手で一気読みでした。2022/09/11

Yuuki.

21
好きだったのに、いつのまにか見なくなってしまっていたハリガネロック。観客/視聴者がそうやって自然に忘れて新しい人達を見て喜ぶような世界だから、生きていくのが難しいんだよな。ハリガネロック解散までの話を綴っているから、最初から最後まで哀愁が漂っているし、読んでいて胸が痛む。そんな中、ユウキロックによる漫才や他の芸人や賞レースについての考察は読んでいて面白い。「なるほど、確かに!」と思わされる。単に過去に好きだった漫才師の著書だから読んだだけだったはずなのに、自分の今後について考えさせられる結果となった。2018/10/27

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