出版社内容情報
京都府北部、人口35,000弱の地方都市が〈地方創生〉の観点から注目されている。
『里山資本主義』の藻谷浩介氏も絶賛する、その理由とは?
綾部の魅力、潜在力を、?行政の取り組み(水源の里条例や世界連邦都市宣言など)?綾部発祥、グンゼの創業者・波多野鶴吉の人づくり?やはり綾部発祥、日東精工の地域貢献(絆経営)?新しいライフスタイル「半農半X」といった視点から取り上げ、地方創生――人づくり、モノづくり、街づくり――という点で、綾部から学べるものを紹介する。
『里山資本主義』や『デフレの正体』などのベストセラーを著した藻谷浩介氏も、「綾部は世界のどこに出しても胸を張れる全国でも数少ない街。ここに日本と世界の先端があります」と推薦している。人口35,000にも満たない小さな都市が、なぜここまで元気なのか――3世帯四人しか暮らさない集落に年間3,000人以上が訪れる理由。四つある綾部市の第三セクターすべてが10年以上黒字基調の健全経営、グンゼと日東精工、東証一部上場企業がなぜ今も綾部に本社をおいているのか――といったことを掘り下げていく。
蒲田 正樹[カマタマサキ]
蒲田正樹(かまた・まさき)長く大手出版社に勤め書籍や雑誌の編集長を歴任後、(株)ワードスプリングを設立。雑誌や書籍の編集に携わりながら、企業や自治体の広報PRやマーケティングなどもサポートしている。ワードスプリング監修『大使館御用達レストラン』(扶桑社)ほか、ジャンヌ・ボッセ著『しあわせは微笑が連れてくるの』(メディアファクトリー)、加藤一二三著『老いと勝負と信仰と』(ワニプラス)、蒲田春樹著『魅惑の京都 ふしぎ発見』(PHP研究所)など書籍の企画は多数。2014年話題となった、日東精工企画室編『人生の「ねじ」を巻く77の教え』(ポプラ社)の企画をプロデュース。京都市生まれ。
内容説明
京都府北部、人口3万5千弱、大注目の秘密!
目次
序章 中身の濃い多様な街・綾部―『里山資本主義』の藻谷浩介さんが評価する素敵な暮らし(地元の人も気がつかないけれど綾部には京都よりも京都らしさが残っている!?;開発(工業)と田園回帰(農業)、この二つが街の活性化の両輪 ほか)
第1章 国の施策の半歩先をいく綾部市の取り組み―「限界集落」を「水源の里」に変えた綾部クラスター構想の真髄(小冊子『あやべのイチバン』で綾部市のやさしさをアピール;過疎・高齢化のピンチをチャンスに変換させた「水源の里条例」 ほか)
第2章 「善い人が良い糸をつくる」―綾部の街に根づくグンゼ、人づくりの大切さ(誘致運動は机上のものではなくしっかり街おこしツールに広げる;作家・山岡荘八も小説に描いたグンゼ創業者波多野鶴吉は「回心」の人 ほか)
第3章 「ねじ」は綾部と世界をつなげます―ねじのリーディング・カンパニー日東精工から学ぶ絆経営(「誘致するのではなく、自分たちでつくる」が発端。珍しい会社の成り立ち;地方にある企業の強みはここぞというときの一致団結力! ほか)
第4章 「半農半X」で新しい自分、新しい街づくり―自然と共に過ごし、やりたいことと向き合う暮らし(ジャコメッティに評価された綾部の画家の「天職」を知る;アンネのバラで平和の願いをつなげる人 ほか)
著者等紹介
蒲田正樹[カマタマサキ]
出版社で雑誌編集長などを歴任後、(株)ワードスプリング設立。雑誌、書籍の編集や広告に携わる一方で、上場企業や地方自治体の広報やマーケティングをサポートしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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