扶桑社ミステリー
ハイキャッスル屋敷の死

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  • サイズ 文庫判/ページ数 364p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784594075286
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

キャロラス・ディーンはゴリンジャー校長
から直々に事件捜査の依頼を受ける。校長
の友人である貴族のロード・ペンジが謎の
脅迫者に命を狙われているというのだ。さ
らに数日後の夜、ロード・ペンジの住むハ
イキャッスル屋敷で、主人のオーバーを着
て森を歩いていた秘書が射殺される事件が
発生。不承不承、現地に赴くキャロラスだ
ったが……捜査の進捗につれて次第に懊悩
を深める探偵がやがて指摘する事件の驚く
べき真相とは? 英国本格の巨匠による円
熟期の傑作ここに登場!〈解説・真田啓介〉

レオ・ブルース[レオブルース]
1903年、ケント州イーデンブリッジ生まれ。本名ルーパート・クロフト-クック。さまざまな著作活動を行いながら、ブルース名義で1936年に最初の本格ミステリー『三人の名探偵のための事件』(新樹社)を発表。ビーフ巡査部長を探偵役とする長篇を8作刊行したのち、『死の扉』(創元推理文庫)で新たな探偵キャロラス・ディーンを登場させる。その後計23作のディーン・シリーズを遺し、1979年死去。〈扶桑社ミステリーのレオ・ブルース作品〉『ミンコット荘に死す』

内容説明

キャロラス・ディーンはゴリンジャー校長から直々に事件捜査の依頼を受ける。校長の友人である貴族のロード・ペンジが謎の脅迫者に命を狙われているというのだ。さらに数日後の夜、ロード・ペンジの住むハイキャッスル屋敷で、主人のオーヴァーを着て森を歩いていた秘書が射殺される事件が発生。不承不承、現地に赴くキャロラスだったが…捜査の進捗につれて次第に懊悩を深める探偵がやがて指摘する事件の驚くべき真相とは?英国本格の巨匠による円熟期の傑作ここに登場!

著者等紹介

ブルース,レオ[ブルース,レオ] [Bruce,Leo]
1903年、ケント州イーデンブリッジ生まれ。本名ルーパート・クロフト‐クック。さまざまな著作活動を行いながら、ブルース名義で1936年に最初の本格ミステリー『三人の名探偵のための事件』(新樹社)を発表。1979年死去

小林晋[コバヤシススム]
1957年、東京生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごへいもち

19
出てくる食事が魅力♪2017/06/25

cinos

13
レオ・ブルースは読んだことがないことはない。この作品は面白くないことはない。途中で真相がわからなかったわけではない。ミステリとしての面白さだけではなく、否定形でしか話さない厩番や、しゃべりすぎる証人等との尋問がめちゃくちゃ面白くないことはない。2016/10/13

spica015

9
英国のお屋敷を舞台に、命を狙われる富豪、訳あり家族、個性的な使用人たち…といかにもな設定で、しかもだいたい予想のつく結末になっており、総じて言えば「普通」のミステリ。何かが足りないと思ったら、ルーパート君がいない。主人公の教え子で押し掛け助手の彼がいないとなんだか寂しい。それでもたくさんの人物が登場しているにも関わらず、皆存在感があってキャラクターがしっかりしている。ここが読んでいて楽しいポイント。未訳の他の作品も是非読みたい。2016/11/22

Ribes triste

9
待っていました、キャロラス・ディーン。なんとゴリンジャー校長に頼まれて、恐喝事件から発生した殺人事件の捜査にのりだします。後半のゴリンジャー校長の登場にも驚きましたが、直球勝負な物語の運びで、面白かったのです。続きが、続きが読みたい~。2016/09/24

飛鳥栄司@がんサバイバー

7
『ミンコット荘に死す』同様に状況証拠の積み重ねが主で、物的証拠が決め手にならないものの、伏線を漏らすこと無く回収していて、本格ミステリとしての完成度は高い。「謎が解けたので、明日お話します」とハイキャッスル屋敷の主人に告げた時点で、こちらも概ね執事殺しの犯人と脅迫文の送り主はわかったものの、まだ本の半分くらいなのにどうやってこの後進めていくのかと心配していた。真相を告げるべきことが果たして正なのか、葛藤するディーンの気持ちに同調できて、ほんの少しだけ探偵気分を味わえた。派手さはないが良作である。2016/10/16

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