内容説明
政治家にして文学者。没後50年、今もなお真の保守主義者として敬愛されるチャーチルが遺した珠玉の名言100。
目次
屈してはならない
勇気が何よりも大切
偉大なること
真実はひとつ
過去を知る意味
向上とは何か
変化の中で
先を見過ぎるな
行動を恐れず
成功の要件〔ほか〕
著者等紹介
中西輝政[ナカニシテルマサ]
歴史学者、国際政治学者。京都大学名誉教授。1947年、大阪生まれ、京都大学法学部卒。ケンブリッジ大学歴史学部大学院修了。三重大学助教授、スタンフォード大学客員研究員、静岡県立大学教授、京都大学大学院教授などを歴任。専門は国際政治史、文明史。1990年に石橋湛山賞、1997年に毎日出版文化賞・山本七平賞、2003年に第18回正論大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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サケ太
17
『私はずっと、ペン先と舌先で生業を立ててきた。』、『言葉は永遠に存続する唯一のものだと言われる。』、『「完璧でなければ何の役にも立たない」という格言は、短くつづれば要するに「麻痺状態」ということだ。』。 その言葉の数々は非常に刺さるものが多い。時代を創った男の一人であり、その言葉は非常に面白い。2018/05/19
Mk-2
5
英首相チャーチルの名言集。下手なポピュリズムでグダグダなまま、世界大戦にはまりこんだ世界を彼自身の透徹する視点から産まれた至言は今もなお有効であることに、感銘を覚えた。特に民主主義や政治に関する至言は目を見張るものがある。実際、チャーチルが言及している民主主義が起こす戦争は最悪だという言葉は、民主主義の問題の重心を精確に衝いている。民主主義を再考する本として、あるいは偉人の生き方を学ぶ本としてお勧めです。2016/08/06
Kazuhiro Momoi
1
通勤バスの中で読了。世界帝国であった英国から米国へと覇権が移りゆく時代に、指導者として第一線に立ち続けたチャーチル卿の言葉は、困難に立ち向かうときの良き応援歌となります。私も仕事の見通しがきかず不安になったときに読んで、困難に立ち向かう意欲がわいてきました!2016/12/14