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内容説明
コンプレックスだらけの元アイドルが、今では客員教授として教壇に立っているという。彼女に何が起こったのか。ひとりの女性としての、シングルマザーとしての、苦悩や葛藤、出会いと別れ。そのすべての想いが、いま初めて明かされる。菊池桃子、初の著書。
目次
プロローグ “キャリア”という言葉
第1章 キャリア始まる
第2章 デビュー
第3章 妻として、母として
第4章 子どもたち
第5章 人生の正午
第6章 午後には陽のあたる場所
著者等紹介
菊池桃子[キクチモモコ]
1968年5月4日東京都生まれ。1983年、アイドル雑誌『Momoco』創刊号の表紙を飾りデビュー。翌年、映画『パンツの穴』のヒロインとしてスクリーンデビューし、同年、『青春のいじわる』でアイドル歌手としてもデビュー。第26回日本レコード大賞新人賞、日本レコードセールス大賞、エランドール賞新人賞など、数々の賞を受賞。女優・歌手活動のほか、CM・ナレーション・ラジオパーソナリティ・講演・婦人雑貨のブランドプロデュースを務めるなど多彩な方面で活躍。2012年3月法政大学大学院政策創造専攻修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スパシーバ@日日是決戦
119
{2015年} 「陽が昇る午前中を少・青年期と成人前期、午後は中年期と老年期。人生における正午、つまり午後が始まるのは40歳前後と定義(ユング)。40歳で修士課程(雇用政策-キャリア形成論)に進学し、43歳のときに修了。現在は芸能界の仕事と両立して、母校の客員教授として教鞭をとっている。長男と障がいを持つ長女の子育てにも奮闘中のシングルマザー。デビューに至るまでの経緯もさることながら、母方の祖母の成長の余地を含んだ「前より良くなってきたよ」は、人をやる気させる魔法の言葉。早速使わせていただきます!2016/03/08
いつでも母さん
119
まずタイトルの意味が良い!私は『中年期』ド真ん中だなぁなんて(いやいや、言われなくともわかってはいるのだが)デビュー当時から結婚するまで苦手だった。あの笑顔・声・話し方が。今は「大人になってるなぁ」と上目線。さもあろう、子を持つと母は強くなるのだ。増してや障害がある子ならば尚更強く母として自覚・成長させてもらうのだ。それでもこの方は子育てに助けれくれる周りがいて恵まれてはいると思う。だが、そこからが彼女の学びと頑張りだった。凄いよ!先日TVでちょっと観たが素敵な子供たち!俄然、菊池桃子が好きになった。2016/03/07
starbro
109
菊池桃子は妹の世代です。アイドル時代は可愛いけど、歌や演技はイマイチというイメージがありました。西川哲と離婚してからは頑張ってキャリア(本書で「キャリア」がラテン語であることを初めて知りました)アップしている印象です。タレント本の場合どこまで真実で本人が書いているのかも微妙ですが、著者の誠実さや頑張りがリアルに感じられて好印象です。凄まじく忙しいアイドル時代を経験しているから、三足のわらじも難なくこなしていけるのかも知れません。可憐なアイドルは上手に年を重ねて素敵な女性に成長していた事を気づかされました。2016/02/23
積読亭くま吉(●´(エ)`●)
100
★★★同い年な事に今日まで気が付きませんでした。タイトルが沁みます。人生を四つに分けて、一日の時間で考えると、40歳がちょうど正午、それ以前が少年期~青年期、そしてそれ以降が午後。優しい上に大変しっかりした方のようで、その時その時の流れの中で立ち止まってでも、状況の理解に努め、相手の方の気持ちに思いをよせようとされるように受け止められます。そのおかげで、お子さん達が素晴らしい!(笑)障害を持ったお嬢様の言葉も大好きですが、息子さんも素敵。著者の午後が目に浮かぶようです。2016/01/27
Lara
88
いやはや、頭がさがります。障がいを持つお子さんでを育てながら、40才で大学院に通い、見事修士を取得された。母校では、客員教授で、キヤリア教育の「雇用政策」「キヤリア論」を教えられている。素晴らしいですね。芸能界での、仕事をされつつ、勉学に励まれる姿は、なんだか教えられるものがあります。まだまだ、頑張ってください、菊池桃子さん!2023/01/30