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出版社内容情報
ミサキナギ[ミサキナギ]
著・文・その他
黒兎 ゆう[クロト ユウ]
イラスト
内容説明
再結成された“婚約解消同盟”。次なるターゲットは才色兼備な天才美少女・氷雨。親同士が勝手に決めた関係は認めない!再び息巻く幸太に同盟者・クリスが提案した策とは―!?一方、幸太とまた恋人同士に戻りたい氷雨。二人きりになるチャンスを探していたところ幸太の期末試験の結果を知った彼女は、ある行動に打って出る!「―ここからはわたしの作戦です」すれ違う思いにますます過熱する正妻戦争。その行方は波乱の勉強合宿へ…!?元恋人、氷雨の逆襲が幕を開ける―!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナギ
53
許嫁3人による主人公争奪戦。心理戦も挟みつつも最終的に選ばれるのは誰なのか?ヒロインの性格がバラバラなので区別がつきやすいのは助かります。主人公がモテるのはわかるが、魅力があるかというと疑問なのでもう少し主人公をアップデートしないと奪い合うほどかな?って感じがしますので特別感が欲しいですね。2022/11/24
芳樹
39
【BW】今回は才色兼備な天才美少女・氷雨を掘り下げる回。幸太があまりに頑なで、氷雨の話を聞こうとしないのがすごく気になりました。氷雨は氷雨で肝心な一言を出せなくて、そんな二人のやり取りにかなりストレスがかかる今回でした。そして互いの気持ちが通じ合って以降も幸太の優柔不断さが極まって、今後一体どうなってしまうのかと心配になってしまう。今後の展開をハラハラしながらでも、温かい気持ちで見守りたいです。2022/04/10
まっさん
26
★★ 美少女な許嫁や世界的な美少女モデルなどから想いを寄せられるも、絶妙にすれ違いが起きる事で複雑な相関図に陥っているラブコメ作品ですね。 一巻時点でもなかなかややこしい関係図でしたが、今巻ではそこに主人公の幼い頃からの許嫁が本格的に出張ってくる事で更にややこしい事態となっていました。ただ、今巻で焦点が当てられるのは表紙にも描かれる婚約者兼元恋人ヒロイン・氷雨。この一文で既にややこしさが体現されていますが、物語では主人公は婚約者という立場から仕方なく付き合ってくれていた女の子、ヒロインは極度の恥ずか→2022/09/04
のれん
16
色々詰め込みすぎた感がある。 前巻同様、テンポと構成はいいのだけれど、どこかしら不満点があって説得力が薄いところが難点。 前回ラストに出てきた陶芸家ヒロインはインパクトがある割に賑やかし要員で終わったし、主人公の優柔不断っぷりも物語を加速させるために舞台装置として使い倒している節がある(ラブコメ作品上仕方ないけど)。 ただ前回不憫だった氷雨を救おうと画策してた部分は力が入っていた。そしてそれを利用しつつ手伝うクリスは作中一キャラが立っている。やっぱこの子が今作を背負うべきである。2022/04/10
rotti619
13
前巻ラストで唐突に現れた第3の許嫁、北大路二愛の強烈なキャラが冒頭に炸裂するが、メインは前巻で元カノになった東城氷雨の回。クリスの策略にしてやられた感があるものの、別れた原因の根底にはお互いの壮絶な勘違い。クールで才女であるが感情表現が死んでいる彼女を、何故かクリスが助けることになる。もちろん理由があり結果も残すが、それを差し引いても氷雨に肩入れしたのは、おそらく幸太の幸せの為。最終的には自分が持っていくつもりでも彼を第一に考える姿勢は健気だった。ただ、個人的には幸太にそこまでの魅力があるのだろうか。2022/04/15