出版社内容情報
ソフトバンク文庫で発売されていたトレジャーハンターのファーゴ夫妻を主人公とする古代の謎に挑む歴史冒険シリーズ第5弾!
内容説明
ファーゴ夫妻が発見した人間の遺骨は、大きな甕を守るように抱きかかえていた。封印された甕の中には、いったい何が隠されているのか?二次災害をおそれた二人は甕を移送する。専門の考古学者とともについに甕の封印が解かれるが、中には知られざるマヤ文明に関する知識を結集した絵文書が!が、密かにつけ狙う謎の女の罠がすでに身近に迫っていた―。未踏の地に展開する古代都市探索、歴史の闇に埋もれた絵文書をめぐる死闘。巨匠が贈る、壮大な謎と知的興奮に満ちた冒険ミステリー。
著者等紹介
カッスラー,クライブ[カッスラー,クライブ] [Cussler,Clive]
テレビ業界から作家に転身、1973年に架空の組織NUMA(国立海中海洋機関)に所属する特殊任務官ダーク・ピット・シリーズ第1作『海中密輸ルートを探れ』で作家デビュー
棚橋志行[タナハシシコウ]
翻訳家。東京外国語大学外国語学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミライ
24
上巻に続き下巻もスピーディに進む。世界中を移動し、ハリウッド映画を見ているような銃撃戦もあり(極限のピンチ状態でもユーモアあり)。数十ページ残したところで絶体絶命状態となるが、最後はやややっつけの展開で無理矢理完結させた感じがした。終わってみれば「サムは何者だ?」という疑問だけ残る、後のシリーズで明らかになるのだろうか。2018/01/27
Richard Thornburg
12
感想:★★★★ ファーゴ・アドベンチャー・シリーズ第5弾! 下巻に入ってからは緊張感も一気に高まり、ハイテンションを保ちながらラストまで一気に進みます。 途中のドンパチシーンでは、妻のレミでさえ知らないサムの別の顔を見られるところは面白いです。 でも、何~となくサムの過去にいた組織ってカンパニー色チックなような??? カッスラー先生のシリーズに登場する主要人物はどこかで接点を持っているので、カンパニー繋がりならカート・オースチンなんかと繋がっていたりして(笑)2017/04/09
中島直人
11
(図書館)あまりにハッピーエンド過ぎる、御都合主義過ぎる気もしますが、気楽に楽しく安心して読めるので、このシリーズは好き。全部読んでみようと思います。2019/05/04
ゆーぼー
2
ええ?、サムの正体って何なのだろう? レミさえ知らなかったサムの素性とは? 守秘義務を忠実に守る男達の絆は堅固だった。 細かいことは無視して仲間を信じ切る。 それが鋼の絆を醸成しているのだろう。 絶対公言しないで、墓まで持って行く話を、男は一つくらいは抱えているものなのだ。 例えそれが自慢になろうとも。 そういう観点からすると、男性から見たサムは、格別に格好良いと感じた。2015/10/05
コブタ
1
最後に正義は勝ち、悪は排除される。勧善懲悪のお話にマヤの古文書を絡め、古代遺跡発掘と盛り沢山。面白く読了。それにしてもサムの前身て何なのだ?2016/07/03