内容説明
イノベーションか、それとも凶器か?国内外の活用例・法規制から飛行のしくみまで。国産ドローンとドローン特区も徹底解説。
目次
第1章 日本でも幕開けした「ドローン元年」(軍事技術として発達してきたドローンの歴史;誤爆で多くの犠牲者を生んだ“キラー・ドローン” ほか)
第2章 ドローン産業の幕開け(世界の空を飛び回る中国DJI社のドローン;警察や公的機関がドローンを利用しているカナダ ほか)
第3章 国産ドローンの開発とドローン特区(セコムのドローンを使った警備サービス;研究責任者に聞く、警備用ドローン開発の真意 ほか)
第4章 ドローンの犯罪利用の可能性(フランス・サッカー代表ドローン盗撮事件;盗撮よりも被害が大きい!?ドローンが持つ匿名性 ほか)
第5章 日本産ドローンの未来はどうなる?(国産ドローンの開発第一人者・野波健蔵教授の歩んできた道;自律制御システム研究所が開発する国産ドローン ほか)
著者等紹介
河鐘基[ハジョンギ]
1983年、北海道生まれ。編集プロダクション「ピッチコミュニーションズ」所属。『週刊SPA!』や『週刊ポスト』などを中心に執筆活動を続ける傍ら、韓国の時事問題、インターネット事情、政治経済など幅広い分野の書籍で、執筆、翻訳に従事。所属プロダクションでウェブサイト『ピッチログ』の運営にも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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壱萬参仟縁
32
軍事技術として発達(14頁~)。ブーンと唸るような低い音(15頁)。空飛ぶ最新IT技術集合体(29頁)。土砂崩れ、遭難者発見、原発廃炉などにも活用され始めている(32頁)。ドローンは空の産業革命とも称される(53頁)。御嶽山捜索で使えなかったのだろうか? ロボット新戦略:2020年までに2.4兆円規模のドローン市場(123頁)。野波教授は、PCが現在の100倍の処理スピードになればドローンを本格的に使えるという(206頁)。2015/12/01
雲をみるひと
30
2015年時点での各国のドローン開発、使用の実態が纏めらている。技術者や関係者へのインタビューで得た情報が主。最近問題となっているデータ収集の課題が含まれていないなど技術革新が著しいテーマなため、古さが隠せない。あくまで黎明期のドローンがどのような存在だったかを知る目的にだけ適合する内容のような気がする。2021/09/06
nekozuki
11
「ドローンビジネスの衝撃」と比較し、各国の動向とドローンのネガティブな可能性についての想定が詳しい。しっかりと法整備されることが発展の道につながることは他のイノベーションも同様。仮想通貨などは整備が始まっているのでドローンも続いてほしい。2016/08/14
こまち
7
急いで書きました!って感じw2015/09/21
スプリント
4
ドローンをとりまく世界の情勢や可能性が簡潔にまとめられており理解に役立ちました。新しい技術に規制や懸念はつきものですがぜひ可能性をつぶさず生活向上につながる進展を期待したいものです。2015/08/11