扶桑社ロマンス モンタナ・スカイ〈上〉 （新装改訂版）

ロバーツ，ノーラ【著】〈Ｒｏｂｅｒｔｓ，Ｎｏｒａ〉/井上 梨花【訳】

扶桑社（2015/02発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 413p／高さ 16cm
• 商品コード 9784594072131
• NDC分類 933
• Cコード C0197

内容説明

大牧場の主ジャック・マーシーが死に、莫大な財産が母親の違う三人の娘に遺された。ハリウッドの脚本家の長女テス、別れた夫の暴力から逃れてきた次女リリー、そしてジャックに育てられた末娘ウィラ。だが相続のためには三人が一年間牧場で生活することが条件だった。初めて会った姉妹たちは複雑な感情を抱きながら暮らすことになったが、その矢先、牧場の内外で家畜や人間が殺される事件が起こり…。モンタナの美しい四季を背景に、ベストセラー作家ノーラ・ロバーツがおくるサスペンス・ロマンス、待望の邦訳登場！

著者等紹介

ロバーツ，ノーラ［ロバーツ，ノーラ］ ［Ｒｏｂｅｒｔｓ，Ｎｏｒａ］
１９８１年に『アデリアはいま』（サンリオ文庫）でデビュー。一躍ベストセラー作家となる。８６年にアメリカ・ロマンス作家協会初の名誉殿堂入りを果たした。ロバーツ名義のほか、Ｊ．Ｄ．ロブ名義でも世界中のファンを魅了している

井上梨花［イノウエリカ］
東京生まれ。アンソロジーの翻訳に参加。ロマンス小説も多数翻訳している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[みみずく]

モンタナの大牧場主ジャックが死に、母親の違う三人の娘たちに莫大な財産が残された。その相続の条件は三人が一年間共同生活を送ること…葬儀の時に初めて会った娘たちは戸惑い反発しながら生活し始める。そんなある日牧場の内外で動物や人間の惨殺事件が相次ぐ…。最初からドラマが動く感じでワクワクし、三者三様の魅力的な男性も登場しさすがだなぁと思いながら先が気になるのでどんどんページをめくってしまう。三姉妹それぞれも好感が持てるので、楽しく読めるし、モンタナの澄み切った広い空が眼に浮かぶような描写もとてもいい。

2015/02/25

[アン]

面白い！面白くて夢中で読んでしまった！莫大な財産が母親の違う三人の娘に遺され相続のためには三人が一年間牧場で生活することが条件。初めは母親の違う姉妹がトゲトゲした感じでしたが、段々と打ち解けて絆を深めつつある姿が良いです。三者三様の性格で面白い。それに対する3人のヒーローも全員素敵！更に猟奇的な犯罪が絡んできてゾッとしました。上巻では秋から冬への美しくも厳しい季節の描写と3姉妹の絆が結ばれていく様子、それぞれの恋愛へ進む様子が描かれています。猟奇事件の犯人も気になるところ。ドキドキしながら下巻へ。

2015/07/27

[Satiko Mediocre]

やっぱり、圧巻です。ノーラってすごい。最初からドラマチックで魅力的な三者三様の男性の活かし方、事件、からみあう遺産相続。これだけの題材をいとも簡単に書いている。そして惹きこまれる。うますぎです。今まで読んだロマサスで上位に入るかも。下巻も楽しみです。

2016/01/08

[ととめ]

母親の違う三姉妹の恋愛模様とサスペンス。セクシーボディの長女は、ちゃっちゃと弁護士ヒーローを落とす。元夫からの虐待とストーキングで傷つきながらも前向きに生きようととする次女は、三女の異父兄の保護欲をかきたて落とす。男勝りな三女は牧場主ヒーローへの対応がキツイんだけど、処女なんで翻弄しまくり。サスペンス部分は結構生々しい。

2016/06/07

[puriっとちゃん]

ヒロイン、ヒーローも３人ずつなので、人物に共感しづらくて話は起伏にとんでいるんだけど、なんかダメだった。感動しそうになると殺人事件がはいってきて台無しになり、本の世界にはなかなかはいりきれなかった。 私的には「～トリロジー」のように、殺人事件なしの「モンタナ・スカイ」が読みたかった。

2016/01/17