名刺ゲーム

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  • サイズ B6判/ページ数 300p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784594071158
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

人気クイズ番組のプロデューサー神田達也。テレビ局員ながらも、40歳過ぎてようやく「クイズ!ミステリースパイ」でヒットを飛ばす。多忙なある日、自宅リビングの壁に高校生の息子・和也が磔にされ、玉虫色のスカーフを巻いた謎の男が立っていた。そして、和也を人質にゲームを挑んできた。謎の男は6枚の名刺を取り出し、5人の男女を招き入れて、持ち主に名刺を返すように指示した。が、一度でも間違えば、和也の首に取り付けた爆弾のスイッチを押す、と。このゲームの裏には何があるのか―。“独裁者”を自認するテレビプロデューサーの栄光と狂気と闇が招く、驚愕のエンディング―。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

風眠

45
歪んだ狂気を最後まで貫いてほしかった、というのが正直な感想。TVプロデューサーに突き付けられた理不尽なゲーム。高校生の息子が自宅の壁に磔にされ、首には爆弾が仕掛けられている。玉虫色のスカーフを巻いた男がゲームの進行役。名刺を返す相手を間違えば息子の頭は吹っ飛ぶ。ゲームが進行し登場人物の闇が炙り出されて、と、ここまでは面白かった。テレビ業界の裏側を知る放送作家だから書けたリアルがあったと思う。だけど愛とか情とか絡んできたあたりから、何だか白けてしまった。小説なのだから闇は闇のままでよかったのではと私は思う。2015/04/28

えんちゃん

38
人気TVプロデューサーが挑むクイズ。息子の命をかけた心理戦。自分が過去切り捨てた人間の名刺6枚、顔と名前を答えられるか。。脳の働きや、学校や会社での集団生活での心の駆け引きはとても面白かった。ただ、性の嗜好が強すぎる部分が逆に狂気を削いでしまった印象。その部分はどのように映像化するのでしょうか。2017/09/26

あすか

34
プロデューサー神田達也。40歳過ぎてようやくクイズ番組「ミステリースパイ」でヒットをとばす。ある日、自宅リビングの壁に高校生の息子・和也が貼り付けられ、玉虫色のスカーフを巻いた謎の男が立っていた。そして、和也を人質にゲームを挑んできた。謎の男は6枚の名刺を取り出し、白装束の5人の男女を招き入れて、持ち主に名刺を返すように指示した。一度でも間違えば、和也の首に取り付けた爆弾のスイッチを押すと。シビアなジリジリとした恐怖感のある話だった。鈴木おさむ氏バライティーからドラマ、小説まで幅広い活躍ですごいなぁ。2017/04/14

inotaka

16
著者ならではのギョーカイ小説。知ってるようで知らないことだらけ。理想と現実。数字や結果がダイレクトに仕事に響く厳しさ華やかさ。人間関係は他の業種に比べて濃厚。ルールもあってないようなもの。ずっとは持たない。いや~恐ろしい。最終的には一番大切なのは家族!2015/02/01

johnta_rou

13
息子の命をかけたクイズThe Name(6枚の名刺から1枚を抜かし、貰ったことがある5枚の名刺を本人に返すゲーム)が突如スタートし、危機的状況に追い込まれる神田達也ディレクター。玉虫色のスカーフの男の司会により、つつがなく進む名死ゲーム。個性を消した5人の経緯が切ない。ゲームの終焉がより切ない。美人とブスの2択、男は美人だろうけど女はブスを選ぶんじゃないかな;テレビ局の内情は、人気放送作家の鈴木さんだからこそのリアリティ。サクセス!2015/05/29

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