内容説明
ギャンブラーとして孤独な日々を送ってきたストーンヴィル侯爵家次男のジャレットは、病に倒れた祖母に代わって家業のビール会社の経営をまかされた。弟や妹も自分が養っていくつもりで地道な事業経営を決意したのに、ビール会社の経営状況は火の車、思っきった方針転換が必要だった。そこへ地方のエール会社の令嬢アナベルが業務提携を求めて訪ねてくる。提携は無謀な賭けか、健全な事業計画か、それともアナベルの純朴な魅力への欲望がまねいた心の迷いなのか…大興奮のシリーズ第二弾!
著者等紹介
ジェフリーズ,サブリナ[ジェフリーズ,サブリナ] [Jeffries,Sabrina]
ニューオーリンズ生まれ。宣教師だった両親とともにタイで少女時代を過ごす。英文学の准教授を経て作家に転身。多数のリージェンシー・ロマンスを発表。各種ベストセラーリストの上位を賑わせ、「セクシー・リージェンシーの女王」として君臨するトップ作家の一人。現在、夫と息子とともにノースカロライナに在住
上中京[カミナカミヤコ]
関西学院大学文学部英文科卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
18
ぼ~っと独身な孫たちにしびれを切らしたばばさまの策略いかに?の2作目はずっとばばさまの後をついでエール醸造家になりたかったのに…とすねている次男坊ギャンブラーのお話です。ああ、だから表紙は麦のイメージだったのね、と読後にようやく気付きました。お相手女子はなかなか情熱的な腕のいい醸造家(しかもギャンブルの腕もよし)です。両家の家族ドラマが好みでした。女子の「過ち」を飄飄と受け止める男子家族にほっこり。次は長女さんですね。楽しみ楽しみ。2016/11/07
りり
11
シリーズ第二作。お仕事がらみの恋愛に前作からのミステリーが多少進展しているのが面白かった。2016/11/04
veri
9
ちょーっとずつ読んでた本作。読了。アナベルの嘘の多さとか頑固で素直でないとこが好きでなく読み進めるのに時間がかかっちゃいましたが、読み終わってみるとなかなか良い感じでした。兄貴も結構好きです。ジョーディはなんか幼い気がしたんですがこんなもんなのかな?サブリナジェフリーズ作品は背徳の貴公子シリーズでもそうでしたがヒーローがトラウマをどう乗り越えるのかが主題なんですかね。次はミネルバのお話で大本命なので楽しみにしてます。2014/05/26
すもも
7
★★★☆☆ 次回作の伏線が効果的に書かれていて、続けて読みタイー!という気にさせられる。ばばさまってあんまり使わないし聞かないので最初は違和感があったけどそのうち慣れてしまった。(A Hellion in Her Bed 2010年作品)2015/12/31
黒崎ディートリッヒ
5
摂政時代イギリス。ストーンヴィル侯爵家次男ジャレッドは、祖母からビール会社の経営を継いだが、運営状況は倒産寸前。そんな時、エール会社の令嬢アナベルが、彼に業務提携を持ちかけてきて?! ヒストリカル・ロマンス。ストーンヴィル侯爵家の非モテな兄妹たちが恋の素晴らしさを知る、ヘリオンシリーズ2巻目。 今回は次男、ギャンブラーのジャレッドと男性不信っぽいヒロインのビジネス上関係が恋愛に発展する物語でした。 お次は長女ミネルバですか。確かに彼女気になりますね。怪奇小説家でも恋したい!!な物語を期待。2015/01/19
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