出版社内容情報
アルキメデスは凹面鏡でローマの艦隊を壊滅させた/ベツレヘムで大量の幼児殺戮があった/ルターは教会の門扉に95箇条の提題を掲示した……これらは歴史上の「常識」と考えられているが,本書によればすべて事実に反しているという。こうした例を53取上げ,まちがった常識に対して新しい真実の光を当て読者に新鮮な驚きを呼び起こす,誰が読んでも楽しい読物。
内容説明
これまで誰もが信じて疑わなかった歴史上の「常識」をあざやかに逆転させた,新鮮味溢れる読物。
目次
円形劇場―おとなしいライオンと学者像
労働―労働を「素晴らしい」といったルターは、誤っていた
アルキメーデス―凹面鏡はローマの艦隊を壊滅させていない
アオトバーン―そのアイデアですらヒトラーのものではなかった
バスティーユ―あの名高い攻撃は、伝説である
ベツレヘム―幼児殺戳は後代の捏造だった
コンクリート―すでに古代ローマで建築に利用されていた
カープリ―中傷がティベーリウスを不滅にする
コロンブス―地球の球形が問題ではなかった
三人の賢王―教会から聖人と認定されていない〔ほか〕