内容説明
ジョージア州調査局のダニエル・ヴァータニアン特別捜査官は、肉親が深く関わった連続殺人事件の解決からわずか一週間で仕事に復帰した。同日、自転車レースでにぎわう町の側溝から女性の変死体が発見され、ダニエルたちが捜査にあたることになる。遺体の状態は、十三年前ダニエルの生まれ故郷ダットンで起きた事件と酷似していた。一方、看護師のアレックスが、遺体が数日前から行方不明の義妹ベイリーのものではないかと調査局を訪ねてくる。ダニエルは彼女の顔を見て衝撃を受けるのだが…。
著者等紹介
ローズ,カレン[ローズ,カレン][Rose,Karen]
ワシントンDC近郊で生まれ、メリーランド大学で化学工学を専攻。2003年に“Don’t Tell”で作家デビュー。第3作の『誰かに見られてる』(文春文庫)でRITA賞の2005年度ベスト・ロマンティック・サスペンスを受賞。さらに2011年にも“Silent Scream”で同賞を受賞するなど、このジャンルの第一人者として各賞・各ベストセラーリストを常ににぎわせている大人気作家である。現在、夫と2人の娘とともにフロリダに在住
伊勢由比子[イセユイコ]
東京女子大学文理学部卒業。出版社の編集長として数多くの翻訳物に携わる。翻訳講座の講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mimi_chataro
3
前作の事件が解決して一週間。なおも暗い影を落とすサイモン。生まれた町の事件、行方不明の女性、模倣殺人の犠牲者。どうなるか・・・。下巻へ進む。悲しい顔のバセット、ライリーになごむ。2012/10/14
藤埜
1
海外、特にアメリカの捜査もの法廷ものは大好物なので買った本ですが、だいぶロマンス要素が入っていて、もう少しそこは薄い方が良かったなと思いました。 あちらさんのロマンスはやたら2人の世界没頭!な感じで、ひたひたと恐ろしい犯罪が迫ってきたり過去の事件が暴かれようとしていて手に汗握る展開なのに、ちょくちょくラブロマンスが挿入されると「なにやっとんじゃい!」ってなってしまいます。 とは言え、面白いです。まだ真犯人も分からず事件の真相もちらりとしか出てきていないので、下巻を速やかに手に取ります。2019/05/10
kazunorie
1
台風休暇、爆読中。前作に負けず劣らずえげつない犯人。しかも、段々人数多くてこんがらがってきた。人々を守る役目にありながら私欲に目がくらむ極悪非道な公僕が(欧米ではこういう考え方せんかな)ム・カ・ツ・ク。2014/10/05
ピピピ☆
1
登場人物が多いけど、さほど気にならずに下巻へ続く!面白いです。2014/01/08
くろうさぎ
1
前作「誰にも聞こえない」の続き・・・?う~~ん。良く思い出せないけど、、サイモンは忘れられないかも・・・・。すごすぎて、、最初の事件が起きてから、きっちり5日。ここまでに既に、三人。さて、、下巻へ2012/09/30