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光文社知恵の森文庫
作家の別腹―文豪の愛した東京・あの味

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  • サイズ 文庫判/ページ数 353p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334784928
  • NDC分類 596.04
  • Cコード C0195

内容説明

エッセイや日記で書かれた文豪たちの美味。身近な食べ物だからこそ、執着し夢にまで見る作家たちの名文を集めた、吟味垂涎の東京食べ歩きアンソロジー。現存するお店の写真とデータ付き。

目次

油揚(内田百〓(けん))
東京すし今昔噺(種村季弘)
コロッケの巻(山本嘉次郎)
ひるめし(吉岡実)
徹夜交歓(色川武大)
室町砂場(杉浦日向子)
饗宴(抄)(吉田健一)
幼少時代の食べ物の思い出(谷崎潤一郎)
渋谷と目黒(抄)(池波正太郎)
浅草(檀一雄)〔ほか〕

著者等紹介

野村麻里[ノムラマリ]
1965年、東京生まれ。1991年より雑誌のライターとして活動。1996年より2002年まで香港在住。帰国後は『作家の食卓』(平凡社)『文藝別冊武田百合子』(河出書房新社)などで執筆のほか、広東語の翻訳も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スノーマン

27
こんな感じの食のエッセイに手を出してるので、読んだことのあるものも何編か(笑)作家さんて舌が肥えてますなぁ〜。今の方が多種多様な食事やおやつがあるというのに、今より昔の話の方が美味しそうに感じる。それは作家さんの筆の力かもしれないし、郷愁によるものかもしれない。私もきっと年をとるにつれて、美味しいものを少しだけ食べたい、みたいな感じに近くなるのかなぁ。というもののジャンキーなものも相変わらず惹かれる自分(笑)2016/04/06

relaxopenenjoy

4
はっきり食べた記憶があるのは、わかば@四谷 べったら@人形町 鰻重@江戸川橋。 池波氏や内田氏、檀氏、谷崎や百合子さんなど食アンソロジーでおなじみの顔ぶれが並ぶ。前半は酒の肴やご飯のお供やおかず系で、後半が甘味とコーヒーなど。2007年発行で、掲載店の中には現存しない店もあるかもしれない。メモ 水羊羹@越後屋、菊家 シューアラクレイム@自由が丘凮月堂 開新堂 芝崎納豆@神田 ローザーのクッキー 柏水堂のケーキ ささまの松葉最中2020/12/19

Gen Kato

1
これ、すぐれもののアンソロジーでした。星新一のピザの表現(=西洋風お好み焼き)とか、時代を感じさせて味わい深いです。監督・山本嘉次郎の文章、もっと読みたくなりました。(調べたら絶版でしたが…)2014/06/23

mikimiki

1
明治〜昭和までの文豪たちの食に関するエッセイを集めた本。今も営業中のお店のリストや、エッセイごとの短い解説もついて、面白い上に実用的。特に向田邦子の「水羊羹」、森茉莉の「シュウ・ア・ラ・ウレェム」、安藤鶴夫の「たいやき」が良かった。2010/12/16

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