内容説明
1798年。ナポレオン軍の内部情勢を探索していたリード・ハーウッドは何者かの裏切りにより投獄された。獄内では黒い未亡人と呼ばれる女が時たま現れて、囚人を連れ去り快楽の奴隷として弄んでいるという噂が流れていた。果してリードは黒い未亡人に連れ出される。その女性フルール・フォンテーヌ伯爵未亡人は処刑された夫の復讐のために英国人の囚人を救出する任務を遂行していた。リードとフルールは互いに惹かれ合うが…。動乱のフランス革命を背景に展開される流麗な官能歴史ロマンス。
著者等紹介
メイスン,コニー[メイスン,コニー][Mason,Connie]
歴史ロマンス小説を50冊以上発表し、いずれもベストセラーとなる。歴史ロマンスの大家的存在。1990年、ロマンティック・タイムズ・アワードのベスト・ストーリー・テラー賞、1994年、同西部劇部門栄誉賞を受賞。フロリダに在住
吉田えり[ヨシダエリ]
新潟県出身。東京女子大学卒業。ノンフィクションからフィクションまで幅広い分野の翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZU@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
21
コニーの作品の中では、あまり評価の高くない作品みたいだけど、まあまあ面白かったd=(^o^)=b 焦れったいヒロインと、いや~な女(ヒーローの兄嫁の妹)とのバトルをもっと欲しかったかな(^_-) 2018/07/18
黒崎ディートリッヒ
5
フランス革命後。イギリスの諜報部員リードは、仲間内の裏切りに遭いデビルズヤードという監獄に投獄される。そこでは、黒い未亡人と呼ばれる美女が次々と囚人をさらうという噂が流れていた。だがその黒い未亡人ことフルールは、実は亡き夫の復讐を果たそうとしているだけで?! ヒストリカル・ロマンス。最初は正直、ヒロインの設定に驚いた。このヒロイン、ヤンデレ?!と一瞬思いましたが、本性は義賊めいた貴族の若き未亡人。ということだったので、読んでいるうちにだんだんと彼女の印象が変わって行った気がしました。2014/11/29
矢田ふみえ
2
任務のなかでうまれた愛。わかっちゃいるけどだね。2018/08/16
くろうさぎ
2
裏表紙からの印象では、黒い未亡人がもっと頻繁に牢獄に出入りしていたのか思ってた。ヒーロー上司のポーター卿ってば、だまされてることに気づいてないし、、そんなことじゃ味方が全部やられちゃうわ・・・・!しかし、このバイオレットって女は何なんでしょうか?よくも他の人をあばずれ呼ばわりできるなぁ・・・。自分が一番のあばずれじゃないか・・・!こんな女を嫁にちょうどいいと思うヒーロー祖母・・・・。見る目全然なしじゃないか・・・!2012/04/21
uni
2
コニーメイスンのヒロインって気の強い人が多くてヒーローとかなり激しくぶつかり合う印象が強いんだけれど、今作のヒロインはしっかりしていて落ち着いた伯爵未亡人でした。彼女はフランスで祖国イギリスの諜報員を牢獄から救出する任務を担っていて、そこで助けた諜報員が今作のヒーロー。2人のロマンスは然程障害もなくて安心感はあるけど少し薄めかな?裏切り者に関しては早い段階で感づいちゃいますけど。2012/04/02