内容説明
球界屈指の代打屋が代打で建設会社社長に!?1軍半のプロ野球人生、不況下の会社経営者―“生き残りの達人”が説く、ここぞ!で頼られる男になるための豪快処世訓。“浪速の春団治”が放つ初のビジネス自己啓発書。
目次
第1章 人生野球論―仕事に必要なモンは、全部野球にあったんや!(現場、最前線の心構え)
第2章 チームづくり=組織論―川藤カントク・社長のドリームチームとそのオーダーの理由
第3章 建設会社社長論―ワシが社長の開田幸三ですわ
第4章 川藤流精神論―これがワシの生き方の基本や
第5章 名選手論―意気に感じた、あの選手の言動
第6章 人間関係論―家族、親族、同僚とのあつれきも乗り越えるんや!
著者等紹介
川藤幸三[カワトウコウゾウ]
1949年、福井県生まれ。若狭高校卒業、67年のドラフトで9位指名され阪神タイガースに入団。76年に“代打一本”で勝負をかけることを決意、「一振り人生」が始まる。86年にはオールスターに出場、同年引退。プロ野球生活19年間で生涯安打数211本。89年には阪神の総合コーチに就任。以降、プロ野球解説者やタレント活動、講演会などでマルチな才能を発揮。2010年には第7代阪神タイガースOB会会長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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金吾
18
川藤選手のまさかのリーダーシップ論も伺え楽しく読めました。2024/09/03
Sato1219
5
亡くなった父は巨人ファンだったので、生前はダメ虎と言われた阪神の選手をこき下ろしては日々の憂さを晴らしていた。中でも軽侮していたのが新庄と川藤だった。その川藤氏が、引退後妻の実家の土建会社の経営者として活躍しているのは驚きだが、ついには経営書まで上梓するに至った。大企業の経営はビジネススクールで習えるかもしれないが、大半の企業は、氏の言うように「全員がエースで4番などということはあり得ない」のだ。「なんせ生き残ることなら天下一品や。」という下りに野球人、企業人としての矜持が感じられた。2014/10/09
Koba
5
ずっと塩漬けしてあったのを発掘して読んでみた。テレビのイメージでは、川藤氏はあまり何にも考えず、勢いだけで突っ走ってる感じがしていた。しかし、常に疑問を持ち続けることで生き抜いて来たのだと分かった。彼の愚直なまでの真っ直ぐさと武骨さ、そして正直さが信頼を生むのだと思う。器用に綺麗に生きようとするのでなく、泥にまみれても自分なりに生きていこうという勇気を貰った。2013/04/12
アリ子
4
ワシこと川藤氏が関西弁で語ります。氏の野球解説を思い出しつつ読みました2012/12/17
anken99
4
浪速の春団治、川藤幸三が熱く語る人生の指南書。自分らしく生きること、そして筋を通すこと、謙虚に生きることの大切さが、川藤の人生というフィルターを通してよく分かる。素晴らしい!そこいらのビジネス書とは雲泥の差。間違いなく元気が出るはず。2012/12/02