内容説明
サリヴァンには二つの顔があった。名高い馬の繁殖家としての昼の顔、そして貴族の邸宅を狙う怪盗としての夜の顔。彼は父の侯爵が人手に渡した画家だった母の遺品を取り返してまわっているのだ。ある日サリヴァンは盗みに入ったチャルジー邸で、令嬢のイザベルに見つかってしまう。悲鳴をふせぐため彼女の唇を奪うサリヴァン。それはイザベルにとって初めての口づけだった。翌日馬の競りの会場で、思わぬ形で再会を果たした二人は…ベストセラー作家が贈る感動のリージェンシー・ロマンス。
著者等紹介
イーノック,スーザン[イーノック,スーザン][Enoch,Suzanne]
南カリフォルニア在住。1995年にリージェンシー・ロマンスでデビューして以来、多数のヒストリカル・ロマンスを発表。NYタイムズやUSAトゥデイなど、各紙のベストセラーリストの常連作家である
戸田早紀[トダサキ]
津田塾大学学芸学部英文学科卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Michelle
11
はじめの方は退屈。話に関係のない無駄な登場人物が多く、正式名と略称と爵位名で混乱する。無駄な登場人物はシリーズ次作への布石か。けれども中盤以降ぐっと面白くなる。侯爵令嬢と、泥棒でもある庶民の馬の調教師との身分差ロマンス。落とし所をどこに持っていくのかハラハラした。2024/02/18
romance_holic
2
侯爵令嬢と馬のブリーダーの身分差ロマンス。苦労知らずの社交界の花が、恋をして、はじめて世間の風にもあたることになり、大人の女性へと成長していく素敵なロマンスでした♪ その世間の風のあれこれも、周囲の人のマイナス感情が結構リアルに書かれていて、あるあるこういうこと~と思いながら読みましたよ。2011/11/25
MOMO
1
好奇心旺盛で我が儘で、傲慢で甘やかされたタカビーお嬢ちゃまだけど、まだ19歳だから許してあげよう!という心のひろーーーい方なら楽しめるかと・・・。私的にはツンデレさんも、タカビーお嬢さんも嫌いではないけど、それはヒロインがそれなりのスキルを持っている場合の話。いかんせん、ただの御貴族お嬢ちゃまでしかないイザベラちゃんに関しては、たんなる不愉快女でしかなく・・・できればブラム君の毒舌で、彼女の自信と自惚れをペチャンコにされるシーンが欲しかったくらい・・・2011/10/14
Mrs.涼子
1
面白かったぁ。先が気になって一気読み。まぁ、確かに序盤のヒロインはお嬢様で可愛げがないけど、19才だし。次作も絶対買い!2011/08/28
カサブランカ
0
3,32013/06/02