内容説明
騎士ウイリアムの胸の奥には、いつも一人の少女の面影があった。かつてウェールズ国境に近いモンマス城で出会った美しき城主の娘キャサリン。結婚を翌日に控えた彼女の願いを聞き入れ、ふたりは月明かりのもと最後の乗馬に赴き、そこでただ一度の口づけを交わしたのだった。それから五年後、王命を受けたウイリアムはモンマスへ戻ってきた。謀反にかかわって処刑された前夫にかわって、キャサリンの夫となるために…。15世紀イングランドとウェールズを舞台に展開する壮大な中世恋愛絵巻。
著者等紹介
マロリー,マーガレット[マロリー,マーガレット][Mallory,Margaret]
ミシガン州出身。福祉関係の仕事をやめ作家に転身。『月光のプロローグ』でデビュー。続編となる第二作『Knight of Pleasure』で早くもRITA賞のファイナリストとなるなど、本国で高い評価を得ている
柚木千穂[ユウキチホ]
学習院大学イギリス文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZU@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
8
今回も良かった(☆▽☆) この作家さんが好きになりました(☆▽☆) もっと翻訳本、出してくれないかなぁ…2024/12/16
すっちゃん
5
⭐️⭐️⭐️ 史実に絡めてあり歴史的には面白かった。プロローグとは、空気が違うかな。ヒロインにメロメロなヒーローは微笑ましいが、ちょっと疑心暗鬼になり過ぎ。フラグを立てたあいつはやっぱり嫌な奴だった。2017/12/07
みータン
4
変則読みしちゃった^^;後ろ→中盤→軽く全体。なんか…面白いんだとは思うけどスッキリ感は無いなぁ…ヒーローにもヒロインにも…うーん萌えれない^^;★32011/12/17
u_ron
3
虐待されたり略奪されたりレイプされかかったりと、なかなか波乱万丈なヒロイン。惚れた弱みでタジタジなヒーローは結構好みだったけど、なんかこのヒロインの独りよがりでキレやすい性格ってシャノン・ドレイクの中世ものによく出てくるヒロインのタイプに似てるような気がする・・・。2011/10/14
いぼいのしし
2
弟のスティーブンが一番いい。弟編も読みたい。2012/07/05