坂の上のバカ

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  • サイズ B6判/ページ数 295p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784594063542
  • NDC分類 304
  • Cコード C0095

内容説明

政権という坂の上の雲を掴んだものの、立ち往生する政治家。劣化するメディア。踊る大衆。調子づく中・露・北朝鮮。バカたちの姿を過激に描く時評コラム110章。

目次

2008(リーマン社破綻の巻―実業が生んだ富で、虚業を救う。これは“真っ当な”政策なのか?;麻生内閣発足の巻―お山の大将が、仲間と内向きの理屈でやっている“青年会議所内閣”だ;橋下弁護士賠償命令の巻―メディアを持たない一般国民に“武器”を与えた橋下弁護士を擁護する! ほか)
2009(日本経済回復策の巻―政府は二十兆円を投じて、全世帯にソーラーパネルを取り付けてはどうか;年越し派遣村の巻―千件の求人がある職業紹介所に行かず、なぜ先に生活保護なのか?;日中歴史共同研究の巻―報告書から天安門事件の削除を要求。中国の危機感はタダ事ではない ほか)
2010(国民の新OSの巻―国を“革める”ために国民が自らの責任で選んだ“革命・改革政党”を駆使する一年;管財務相就任の巻―財務相交代のチャンスに、今こそ旧態依然の五五年体制から脱却せよ;メッセンジャー黒田不起訴の巻―被害者の骨折は事件と無関係。大阪府警と大マスコミは「説明責任」を果たせ! ほか)

著者等紹介

勝谷誠彦[カツヤマサヒコ]
1960年、兵庫県尼崎市生まれ。コラムニスト、写真家。文藝春秋記者としてフィリピン動乱、湾岸戦争、北朝鮮などを取材。フリーに転じてからは食や旅のエッセイ、イラク戦争の取材、社会時評、小説などで健筆を振るう。テレビでも『スッキリ!!』(日本テレビ系)、『たかじんのそこまで言って委員会』(読売テレビ)レギュラーなどを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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金吾

22
○著者が感じるままに語るエッセイです。政治、行政、大マスコミ、国民への不満を吐露することにより日本の将来を憂いています。考えが自分と異なる部分はありながら頷ける話も多かったです。政権交代への期待が萎んでいく過程は多くの日本人が味わった話かもなと思いました。2024/03/28

keiトモニ

2
ずいぶん前の出来事から記述されているので、ちょっと違和感を感じながら、また眠りながら読みましたが、最終のラジオショーから俄然元気になりました。’85年には自分もそうだったな…とやや感慨にふけりながら。尖閣のくだりでの領海侵犯など日常茶飯事だそうで、まあ、民主党じゃそうだろうね。つぎの選挙では、前回にDemocratic Party of Japanに入れたひとりの提言・苦言として、絶対に、民主党だけには入れてはいけませんぜ。毎日毎日が、腹立たしくなるだけです。2012/01/15

のぶ

1
連載先が雑誌なのかネットなのか確認できなかったけどともかく(目次によると)2008~10年に書かれたコラムをまとめた本のようです。こういう時事ネタの場合、(小説だったら全然気にならない話だけど)遠い昔の回想という気分で読むことになります。時期的には民主党政権が成立したぐらいの頃(あの震災と核災が起こる少し前でもある)ですね。後に独裁者への道を邁進する安倍氏(当時は野党)と親しいことを喜々として書いてたりして勝谷氏は思想的に私と合わない点はあるものの、彼がメディアを語る視点には納得できる事が多々ありました。2017/06/02

ざび

1
連載だったので執筆時のトピックに対するコメント。筆者の主義主張は揺るがないが、先の世界を予測する立場ではないので、結果を知った上で読むのが面白い。しかし、与えられた文字数が少なすぎるので消化不良は否めない。2013/03/17

hatao5915

1
愛国心なき官僚の暴走、それに追従する大手マスメディア、それを盲信する愚民、これが現代日本の三大病理という勝也さんの主張が、愚民である自分にもわかりやすく書かれている。この国で何が起きているのかの入門書にいいね。愚民でなくなるために、まず自分の愚かさを見つめることにしよう。2012/02/02

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