内容説明
19世紀末のボストン。グレイソン・ホーソーンは弁護士として活躍していたがかつて困窮の時代があった。そのとき助けてくれたのがソフィ・ウェントワースだった。幼いころチェロの天才として評判だったが五年前、突然ヨーロッパへ渡り、かの地でソロデビューを果たした彼女はウィーンでも絶讃を浴びた。その彼女の許に父から帰省を要請する手紙が届く。彼女は迷ったが帰郷を決心する。だがこの時ソフィはまだ知らなかった。父が屋敷を売渡し、グレイソンと彼女の婚約を勝手に決めたことを…。
著者等紹介
リー,リンダ・フランシス[リー,リンダフランシス][Lee,Linda Francis]
テキサスで生まれ育つ。大学時代に大学の季刊誌に発表した小文が執筆活動の始まり。その後、確率論と統計学の教師とした教壇に立っていたが、1996年に“Blue Waltz”を発表しベストセラーとなる。これまで19作品のロマンス小説を出版。16カ国で翻訳出版されている。現在ニューヨーク在住
颯田あきら[サッタアキラ]
翻訳家。東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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romance_holic
2
一筋縄ではいかない登場人物たち、複雑な心情が丁寧に描かれていてとてもよかったです。 ヒーローは生真面目で、名家出身の一流弁護士として邁進。一方でヒロインはボストンの良家の子女ながらヴィオラで身をたて、ヨーロッパで成功していてプライドが高く大胆な行動をみせる一方で時折自信のなさものぞかせるヒーローからすると捉えどころのない女性。 二人とも社会的には成功しているのに、どこか脆い。過去の自分と和解することで強くなれる、というのがメッセージかな。たくさん傷ついて、それでも全進する二人の姿には思わず涙でした。2011/07/14
nayui
0
★★☆☆☆2010/11/27
zawa
0
いろいろビックリする展開があって、諸手を挙げて面白かったとは言いにくいけれど、感動できる場面もいくつかあった。2012/01/22
kyara
0
このシリーズ、みんな心に何か抱えてるし、家族も問題をはらんでいるので甘甘なロマンスではありません。でも、私は嫌いじゃない。2011/01/08
jeana
0
最後までイライラしながら何とか読了。面白くなかった。2010/10/04
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