内容説明
純真な乙女だったルイーザを氷の女王に変えたのは、七年前の初恋の相手フォクスムア公爵サイモンだった。彼に手ひどく裏切られた彼女は、それ以来男性には心を許さず、気高く生きてきた。しかし英雄としてインドから凱旋したサイモンは、昔以上にルイーザの心をかき乱す。そんな彼が再びルイーザに接近してくるのには、腹黒いたくらみがあるはず。もう世間知らずの少女ではないから、騙されたりはしない。でも彼の言葉を信じられたら…大人気作家が贈るリージェンシー・ロマンスの決定版。
著者等紹介
ジェフリーズ,サブリナ[ジェフリーズ,サブリナ][Jeffries,Sabrina]
ニューオーリンズ生まれ。英文学の准教授を経て作家に転身。各種ベストセラーリストの上位を賑わせ、軽快な会話やセクシーさ、時代考証の確かさなどが高く評価されている。現在、夫と息子とともにノースカロライナに在住
上中京[カミナカミヤコ]
関西学院大学文学部英文科卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
17
お兄ちゃんに溺愛されて育った女子。10代の時につらい恋をし、相手をインドに送り込み(!)、宮廷で異母妹に仕えること7年。ろくでなしが帰国します。この男がねえ、もうねえ、政治毒まみれなんですわ。そして女子を傷つけまくるんですよ。自分の妹がこんな目にあったらサクッとこの男去勢してますよ自分。なんだこいつ!…でも、ところどころが吹き出すようにおかしいのが救いです。自分は彼女の結婚の契約書をチェックするお兄ちゃんに大笑い。男子、間違いを犯すたびに殴られたらお貴族なお鼻の形がゆがんじゃうだろうな。ぷぷぷ。2016/09/20
リディア
3
お話はまあまあ良かった。7年前のお話気になったのですが他社からでてる本で図書館にはなく残念。例のごとく愛になかなか気付かないヒーローです。この手の本が長すぎてしんどい。もう少し短くしてほしい。2018/12/14
ユキタ
2
こんなにがっつり政治の話が絡むロマンス小説は初めてかも。首相になるという野望を捨てられないヒーロー、政治活動に邁進するヒロインの政治的な思惑がぶつかり合うあたりは「ヒストリカル」ってドレス!舞踏会!上流階級の社交!というだけでなく、「歴史」なんだなと当たり前のことに気づかされた一面もあった。出産に多大な恐怖を抱くヒロインが採る避妊方法の「スポンジ」は別の小説でも見かけた気がする。2025/05/06
まめもち
1
修養学校シリーズ2。国王の庶子ルイーザ×インド帰りのサイモン。ヒーローがインドに行ったのはヒロインが父親に追い払ってとお願いしたということにビックリ。それでもヒロインが好きなヒーローは一途じゃないかと思うんだが娘の政治活動をやめさせたい国王の企みに乗っかるからこじれちゃう。2人のロマンスより女性協会の活動が重点的に書かれている気がして読むペース上がらず。お猿のラジと鳥好きな男爵夫人がよかった。2017/06/29
すっちゃん
1
⭐️⭐️⭐️2017/03/13