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扶桑社新書
無力感は狂いのはじまり―狂いの構造〈2〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 247p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784594062590
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C0295

内容説明

秋葉原通り魔事件、婚活殺人から巷の怪事件まで―正気じゃない!人間の深層に眠る狂気の種を抉り出す、伝説の不謹慎放談、まさかの第2弾。

目次

第1章 無力感が人を狂わせる(狂気の世に思うこと、再び;平山夢明的怪事件 ほか)
第2章 犬吠え主義者たちの饗宴(泣くことについて、再び;品のない狂気と大吠え主義 ほか)
第3章 鬱と暴力と死体(遊園地で鬱は治らない;ローマ字ニュアンスで“UTSU” ほか)
第4章 正論という狂気(嫌な話が読みたい!;ひどい物語の宝庫「南部文学」 ほか)
第5章 ゲスさが足りない!(幼年期は愚行すべき!;幼児期に経験する「殺し」は重要 ほか)

著者等紹介

春日武彦[カスガタケヒコ]
精神科医。1951年京都府生まれ。日本医科大学卒。都立松沢病院、都立墨東病院精神科部長などを経て、現在も臨床に携わっている

平山夢明[ヒラヤマユメアキ]
小説家。1961年神奈川県生まれ。法政大学中退。’06『独白するユニバーサル横メルカトル』(表題作)で日本推理作家協会賞短編部門賞受賞。’10年『ダイナー』で日本冒険小説協会大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

63
ホラー作家平山夢明と精神科医春日武彦の対談集。前作に引き続き、今回も狂気について語っています。平山さんのやんちゃぶりも前作同様。春日先生の精神科医がこんなこと言っちゃっていいの?というのも前作どうり。今回、婚活殺人や同時期の鳥取の事件、秋葉原の大量殺人、引きこもり、平山さんのお母さんの話(狂っているというより、年をとって頑なになっている、図々しくなっているという感じだと思うのだけれど)なども印象に残った。2016/04/30

GAKU

58
しかし平山氏って何故、こんなにヤバい人達と遭遇するのでしょうか?あとキ◯ガイって、完治は難しいみたい。前作に続き今作もかなり過激な対談。でも結構的を射た発言も多々あり、楽しく読ませていただきました!2018/03/01

空猫

29
中古本サイトで元値の2-3倍の値段が付いていて驚いた。身内に引きこもりやDV、アル中が居る事を専門家に相談しに来るのは自分にアリバイを作りたいだけでアドバイスに従って解決しない人が大多数だ。悩みがなくなると見て見ぬふりをしてきた他の問題に向き合わなきゃならなくてさらに面倒だから、というのは他の人も言ってたような?解説も無いし聞き手として第三者がいないので二人だけで分かりあっている節があり前作より雑談ぽい。面白かったけどね。殺育と奴育は賛成。2018/05/15

*mayu*

23
とある本でお勧めしてあったので購入。精神科医の春日武彦さんとホラー作家の平山夢明さんによる「狂い」についての対談集の第二弾となってる今作。一弾は未読なのですが…面白おかしく、そしてゲスいこともきっぱりと言っていて少し驚きましたが、割と的確に人間が狂い始める原因が描かれており、大変面白かったです。しかし、平山さんのぶっ飛びようや春日さんの言葉のチョイスなど色々半端なかった…。この本を読んで、もしや私も狂っているのでは…なんて疑心暗鬼になりましたが(笑)バランス良く生きたいなぁなんて思いました。2015/08/15

Maki Uechi

15
★★★☆☆ 精神科医と鬼畜系ホラー作家の不謹慎で過激な放談。平山節が面白いので楽しく読み進められました。けっこう鋭いところを突いていたりもして流石の観察眼だなぁと感心もする。平山さんのキャラはわかるけど春日先生もなかなかぶっこんでくるのねー。不良おやじ達の面白対談でした。「狂い」の構造はまだ読んでいないので早急に探そうと思う。2016/11/25

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