内容説明
発掘された九体の無残な遺体。そのポーズや凶器に中世の影響が見られることから、ソフィは歴史の専門家としてヴィートたち警察に力を貸すことに。被害者の身元が判明し捜査が進捗するにつれて、次第に明らかになる事件の真相。共同作業のなか、拭いがたい過去の苦い思い出を乗り越えて愛を確かめあう二人。しかしそのとき、殺人鬼の恐るべき魔手はソフィへと迫っていた…。真犯人の意外な正体、そして二人の愛のゆくえとは?新世代の旗手が描きだすロマンスとサスペンスの華麗なる融合。
著者等紹介
ローズ,カレン[クリシュナムルティ,J.][Rose,Karen]
ワシントンDC近郊で生まれ、メリーランド大学で化学工学を専攻。2003年に“Don’t Tell”で作家デビュー。第3作の『誰かに見られてる』(文春文庫)でRITA賞の2005年度ベスト・ロマンティック・サスペンスを受賞。このジャンルの第一人者として各賞・ベストセラーリストを常ににぎわせている大人気作家である。現在、夫と2人の娘とともにフロリダに在住
伊勢由比子[イセユイコ]
東京女子大学文理学部卒業。出版社の編集長として数多くの翻訳物に携わる。翻訳講座の講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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romance_holic
3
「闇に消える叫び」読了後に「誰にも聞こえない」を再読してみたら、「暗闇に抱かれて/早川」のテスとエイダンが出てきていました。テスは、今回のヒーローのヴィートの妹で、兄弟の子供の面倒をヴィート宅でみたり、ヒロインにプレゼントを運んだりしていました。 詳細はわすれていたので、くもの巣のように張り巡らされた仕掛け、情報を小出しにされてそれぞれの登場人物の視点から犯人にせまっていくスリルをまたまた味わってしまいました~。 2012/11/07
romance_holic
2
怖かった~。サスペンス部分は戦慄の内容です。ロマンチック・サスペンスとしては上級のお話だと思います。かなり登場人物(+被害者)が多く、私はじっくり考えながら読み進めましたが、様々なエピソードが話が進むにつれて糸のように縒り合されていきます。 ロマンス面は、一目ぼれっぽいのに、お互いに痛い過去があって、飛び込めない、飛び込まないもどかしさがすごくよく表現されていたかな、と。特にヒーローの誠実さを感じました。この作家さん、やっぱり好き!2010/07/01
くろうさぎ
1
凄惨な事件だったけど、思うほどにはその詳細に書かれてなかったので、よかったです。事件が確実に解決されていく様がよかった。ヒーロー妹のテス、義弟エイダン?は、「暗闇に抱かれて」のテスとエイダンですかね、、2010/06/28
みるて
0
図書館の本 読了2016/02/15
立花真幸
0
★★★2010/10/03