ぼくらの祖国

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  • サイズ B6判/ページ数 298p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784594061838
  • NDC分類 304
  • Cコード C0095

内容説明

きみは祖国を知っているか。あなたは祖国を知っていますか。「祖国」を知らない受験生、教師、親たちへ。「祖国」を震災で知った新しい日本人へ。

目次

明けの星の章
平壌の日の丸の章
永遠の声の章
硫黄島の章
手にとる希望の章
海鳴りの終章

著者等紹介

青山繁晴[アオヤマシゲハル]
神戸市生まれ。慶應義塾大学文学部中退、早稲田大学政治経済学部卒業。共同通信社の記者(経済部、政治部など)、三菱総合研究所の研究員を経て株式会社独立総合研究所(独研)を創立。現在、代表取締役社長・兼・首席研究員。近畿大学経済学部客員教授(国際関係論)。経済産業省の総合資源エネルギー調査会・専門委員、内閣府原子力委員会・専門委員、海上保安庁の政策アドバイザー。専門は、エネルギー安全保障/核セキュリティ、危機管理、外交・安全保障、国家戦略立案(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハイランド

114
私達の世代の多数は若い頃左翼、あるいは左翼シンパだった。週刊朝日を読み、天声人語を読み、資本論を読もうとして挫折する日々。いつからだろう、保守的言辞に共鳴することが多くなったのは。本書は中高生向けの啓蒙書なのだろう。彼がテレビやラジオで語る、祖国や硫黄島、メタンハイドレートについて述べられている。震災の話は読めばまだ心が痛い。彼の言う普通の国に日本はなるべきか否か、まだ自分の中で結論は出ない。国会議員となった青山氏が今後国会で獅子奮迅の働きをするのか、牙を抜かれた飼い犬となり果てるのかを注目していきたい。2016/08/06

79
硫黄島の章の金井さんの言葉が重く響きました。「私たち(現代人)の為に戦った」戦死された兵士の方に直接言われた程の衝撃でした。青山さんと同様申訳ない気持ちになりました。先人たちの血を受け継ぐ日本人として、先人たちが命をかけて守って下さり、自分を犠牲にしてまで願った祖国の平和、子孫への想いを、英霊の方々の気持ちのわずかでも引き継いで自分の為でなく他者の為に生きてていこうと思います。政治、教育、メディア等に翻弄されることなく己で考えたしっかりとした意思を持つことで祖国を守って生きたいと思います。2013/08/04

みゃーこ

67
日本をかつてない目線で見つめなおすきっかけになる書である、その分拒否反応も呈する内容だった。今まで知らなかった、あるいは考えたこともなかった「日本」を考えるという意味では読んでよかったと思う。福島原発現地への強硬、決死の取材は著者の情熱を感じる。本当の意味で「生きる」とは何なのかを作中何度も喚起させる趣旨の言葉に少しばかり感傷的すぎ論理体系としては理解に苦しむ部分もあったが情報として得難い資料や費やされた情熱に敬意を感じた。日本の資源問題と東日本以降の日本の価値観を改めて考える契機だと力説。2013/01/21

mj

58
あの戦争のあとウン十年間、金科玉条のごとき「市民社会」への認識とは対照的に、祖国にまつわることには議論が積み上がってこなかったように思う。少し議論してはそれをスクラップし、また最初から議論しなおす。こんなことをウン十年と続けてきたように思う。もうこういった傾向も、硫黄島を縁に変えていくべきなんじゃないか、変えていけるんじゃないと、著者の言うことを信じてみたくなった。2014/08/10

キムチ27

56
私の世代「祖国」を熱く語るのは右翼と言われ、家でも叱られた・・靖国参拝と英霊への祈り、自衛隊と9条、GHQと7年間の統治時代等々大学に至るまで禁忌のジャンルだったた。本を読み始め、小中学生向けの本かと思ったほどに平易かつ抑えた筆致で説いていく~そして次第に上がるボルテージ。自分の無知がまたしても込みあがって来た。子育て時代、軽い本だっただけに文学モノへの渇望から読み進んできたけれど、久しぶりに取ったこのジャンル。硫黄島をトウ・ジマと読み分ける意味すら知らなかった。更なる勉強を模索しなきゃ・・日本国民だもの2017/08/12

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