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内容説明
親とすれ違い、アルコールに倦み、若い恋人に惑い、三角関係に立ち止まる…それでも、生活は続く、愛は続く。苛立ちと幸福の間でさまよう魂の軌跡を描く心揺さぶる短編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tom
15
写真家の植田一子が書いた本を何冊か読んでいて、彼女の夫がECDということだけは知っていた。図書館をウロウロとしていたらECDという文字が目に入り、とりあえずと思って借りてきたのがこの本。ECDはラッパーとのこと。ラッパーとは何をする人なのか、おぼろげなイメージしかなく、youtubeで確認(笑)。そのうえで読み始める。植田一子とのなりそめ、共同生活の姿を書いた小説。虚なのか実なのかも分からないけれど、植田一子が書いたものと重ねてしまうから、実話小説として読んでしまう。奇妙なインパクトのある男と女の物語。2019/12/17
_aesop_
1
うーん、いろいろ狂ってる。七子…。2020/06/12
Miho Haruke
1
時系列がめちゃくちゃなままこの夫婦の物語を読みすすめている。私はECD寄りの読み方をしているが、もう少ししたら感想を書くかも。2017/11/26
真・じゃが
1
短編集。表題作「暮らしの手帖」が最良の作品でしょう。作者を想わせる中年でラッパーの主人公と二十代前半の恋人「七子」の同棲生活から「七子」の妊娠までが描かれます。主人公が、妊娠発覚をきっかけに、自身と「七子」、彼女の若い恋人「ニノミヤ」の間の三角関係を受け入れて行くまでの心の揺れがリアルに感じられました。ECDの小説をもっと読みたいです。2015/01/19
フロム
0
以前も書いた気がするが、文章が本当に上手い。ラッパーと言う職業と言うせいかもしれないが、一言一言よく考えられて紡がれている。読んでて全く文章をイメージできないシーンが一つも無かった。これって凄いことですよ。文章だけ見れば全く持って文学賞レベルなのだが、書いてある内容が読み手を選ぶので、ピンと来ない人は全く駄目だと思う。僕も前作は失点イン・ザ・パークは楽しめたが。本作はちょぼちょぼです、、、。2014/10/03