内容説明
子育てに奮戦し、長期にわたり両親の介護に追われた作家の想うところは?きっとアナタにも心当たりのあることが…名作『母のいる場所』の著者が描く女ごころ。
目次
気がつけばひとり
妻との経済格差
“ワシ族”が巣立ち
離婚宣言というカード
夫のUターン単身介護
夫婦の利害の調整
三十数年前の恋だって
頑張りすぎの教訓
我が家の憲法
過保護な母の「孫育て」〔ほか〕
著者等紹介
久田恵[ヒサダメグミ]
北海道生まれ。上智大学文学部中退。大学中退後アルバイトで生計をたてる。平成2(1990)年、『フィリッピーナを愛した男たち』で大宅壮一ノンフィクション賞、平成10年、「息子の心、親知らず」で文藝春秋読者賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆみねこ
18
シングルマザーの久田さん、20年に渡るご両親の介護を経て一人暮らしになった彼女の、夫の定年を迎えた夫婦の形や介護問題のあれこれを描いたエッセー。エンディングノートに引き続き老後を考える本を読んでしまった。「夫というものは、遠くてはいけない存在で、もーうっ、うっとおしいっ!と思うくらいがシアワセなのかもしれない」っていう一文にちょっと共感(笑)2012/06/23
アルパカくん
4
誰でも年はとるものだから、という思いで興味のある世代の話。2p単位で話が展開されるので読みやすかった。水中ウォーキングとはそんなにいいものだったのか!とプールで見かける高齢の方々の姿を思い浮かべたりしたのでした。2015/04/16
mare
2
興味深かった。2p、2pごとに色々感じ考えた。各テーマ:2pがいいんだな、ともおもう。遠くなようでとても身近なエッセイ。好きだな。2013/12/07
senyora
2
同世代の久田さん。楽しく読みました。定年後夫婦の所がとくに。「傍らにいる遠い夫」が一番面白かった。「シアワセに暮らしている女は、とかく話がまどろっこしい」「シアワセに暮らしている女は、言うこともおしゃれだ」に思わず爆笑!2012/06/20
ボウモア
1
☆☆☆☆ 2018/11/23




