内容説明
リースはボストンの有名レストランで評判の料理人だった。が、シェフ就任直前に大量殺人事件に巻き込まれ、九死に一生を得る。彼女を除く職場仲間は全員死亡するという大惨事だった。その後、肉体の傷は癒えたが、精神に被った傷は完治せず、彼女はトラウマ治癒のため目的地を定めず西へ向けて旅立った。そして、途中立ち寄ったワイオミングの小さな町で食堂のコックの職を見つけ、得意の仕事をこなす平穏な日々が始まる。ところが、そんな彼女にまた忌ましい事件が降りかかった…。大自然を背景に展開されるロマンティック・サスペンス。
著者等紹介
ロバーツ,ノーラ[ロバーツ,ノーラ][Roberts,Nora]
1981年『アデリアはいま』(サンリオ文庫)でデビューするや、一躍ベストセラー作家となる。86年にアメリカ・ロマンス作家協会初の名誉殿堂入り。2007年には“タイム誌が選ぶアーティスト&エンターテイナー100人”の第7位に選ばれている
佐藤知津子[サトウチズコ]
東京都出身。翻訳家。青山学院大学英米文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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eko
20
ヒロインの料理人リースはある事件の唯一の生き残り。心身共に深い傷を追い、逃れるように旅に出る。様々なサインに導かれるようにたどり着いた町の食堂で再び料理人として働き、町の住人たちと交流を深めていく中またしても事件に遭遇。ヒーローのブローディの素っ気ない優しさがたまらん(*´-`)「男の人とキスしたの2年ぶりよ」「なるほど、頭がおかしくなるわけだ。」ブローディ最高。過去の事件も犯人野放しだしリースじゃなくても戸締り用心しちゃうよね。こえーよ。今の時点で私的怪しい奴数名...ドキドキしたまま下巻へ!2017/09/06
すっちゃん
12
⭐️⭐️⭐️ 初ノーラ・ロバーツ。恐ろしい体験をしたヒロインが、PTSDに悩まされながら、前向きに生きていこうとする前半。殺人事件を目撃した事で、またまた問題を抱えの後半。ヒーローは、作家ブローディ。ゆっくりリースに寄り添う姿が良い。下に進む。2018/09/11
mum0031
6
料理人のリースと、作家のブローディ。 大量殺人事件の被害者で、ただ一人の生き残りのリースが、再生の旅に出て行き着いたのが、山間の町エンジェルズ・フイスト。 コックとして働き始めるが、何やら事件が…! ブローデイとの良い関係が、リースの心の安定に繋がれば良いなあ。 諸々の事を考えながら、下巻が楽しみ。 2018/03/27
みるて
2
図書館の本 読了2020/06/05
yomineko@ヴィタリにゃん
2
翻訳ものは読まない主義だがこれは面白かった。2017/10/31
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- 和書
- 不器用なドリブラー