内容説明
夢で不幸を予知する能力をもつキャシーは、従姉のメアリーの身に災いが起きたことを察知し住み込み先の海辺の城へと駆けつけるが、はたして彼女は謎の失踪を遂げていた。事件の真相を調べるべく、キャシーはメイドに身をやつして城に潜入することに。不吉な城内でも、伯爵家次男の城主ショーンは日中いっさい姿を見せないとりわけ謎めいた存在だった。しかしある夜偶然出逢った彼の暗く危険な魅力に、キャシーは身も心もわしづかみにされて…。幻想味と官能に満ちた傑作ゴシック・ロマンス、「キルダレン」シリーズ第一弾。
著者等紹介
セント・ジャイルズ，ジェニファー［セントジャイルズ，ジェニファー］［Ｓｔ．Ｇｉｌｅｓ，Ｊｅｎｎｉｆｅｒ］
２００４年のデビュー以降、パラノーマル・ロマンスのシリーズと並行して、ゴシック・サスペンス色の強いヒストリカルの「キルダレン」シリーズを出版。２００２年に、アメリカロマンス作家協会ゴールデン・ハート賞を受賞。各紙ベストセラーリストにも顔を出す、注目の作家である。現在、ジョージア州に、夫と子供３人とともに在住
上中京［カミナカミヤコ］
関西学院大学文学部英文科卒業。英米文学翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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いぼいのしし
4
サスペンスの要素もあって、おもしろかった。でも、謎が残る。2012/05/17
ひまわり
4
面白かった♪たまにはゴシックもいいわね。８年前の事件の真相は次作に持ち越しですね。ヒロインの一人称で語られる謎の数々と影のあるヒーローとの身分違いのロマンス。ヒロイン、メイドになって潜入捜査というムチャ設定です(笑)2012/01/31
キッチンタイマー
3
面白かった〜。読んでて思ったのは有閑貴族よりメイド生活の方が共感するな〜ってこと。だから就労関係が改善されてよかった、なんて、ロマンス小説じゃついぞ思ったこともないことを思ってしまった。案外そこここにある謎（夜中の叫び声と丸い部屋）の解決の仕方が昔のミストぽいと思ったり。そういう意味で解決されてない謎が気になって次の作品を読みたくなった。やっぱりちょっと違う作品。2012/02/04
terutyann
3
一人称でも読みやすい♪これは一気に続刊を読まないと気になって仕方がない終わり方です(〃^ｍ^〃)2010/09/21
yourkozukata
3
は！ 次巻に謎は続くのか！ いやいや、ゴシックな雰囲気を堪能しました。吐息だけでこれだけ官能的に見せるのは、筆者の力量と言えましょう。メイドの潜入捜査と呪われた城主とのロマンスって、とってもシリアスな中にも、そこはかとなく笑えるシチュエーションです。2009/03/08
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