扶桑社文庫
銀行窓口の向こう側

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  • サイズ 文庫判/ページ数 293p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784594055592
  • NDC分類 338.04
  • Cコード C0195

内容説明

銀行は金という個人の秘密情報を扱う商売、行員たちの口は堅いし、大抵の用事はATMで済んでしまうから、人々には自分の大事なお金を管理してくれている銀行マンの「顔」が見えない。そこで、その素顔をわかりやすく伝えるために、支店長まで勤め上げた元銀行マンが、在職中に起きた実話を巧みな構成で紹介している。“金融暴露本”や“金融小説”でもない、このユニークな「銀行物語」の面白さ、興味深さには、ぐんぐん引き込まれていくこと必至。本書を読めば、靄がかかっていた“向こう側”の視界がくっきりと晴れてくる…。

目次

現ナマに手を出すな
血も涙もありマス
預金は「銀行が借りているお金」
融資回収作戦
出世の階段
狙われる後継者
政治家との関係
お客様は神様だけど…
銀行マンの家計
金を貸さない理由
怖い「銀行査定」
銀行マンの約束
悩める相続人たち
商店街とのお付き合い
銀行マンの素顔

著者等紹介

神保広記[ジンボヒロキ]
本名・寺田欣司。東京大学法学部卒業後、旧三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)にて支店長まで経験。退職後、シンクタンクに転じ文筆活動を始める。「金融財政事情」「金融ジャーナル」「ニッキン」「近代セールス」「日経BP」などで、銀行マン向け、一般ビジネスマン向けの連載を執筆。大学講師、某学園理事長、某金融機関の顧問等の傍ら、講演活動も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

shibacho

1
まず読み物として面白い。この前に読んだ「大解剖 日本の銀行」という本が日本の銀行の現状を憂う大上段に構えた本だったが、これは対照的である。著者の実話を元に融資をめぐる人間模様の悲喜こもごもが描かれている。また時代背景がよくわかる作りなので、バブル崩壊後の貸し渋りに突入していった銀行の様子もよくわかる。だがいわゆる昭和的な価値観で結論を出してる小話もあるので不快になるものもあるかもしれない。それに目をつぶっても読む価値はあると思う。なお、P279の歌手のエピソードは元銀行マンの小椋佳のことだと思われる。2016/07/12

takoing

0
”生”半沢直樹だぁ~、って感じ。 ドラマの5億、120億なんてざら、ざら! 回収できるかできないか、毎日が綱渡り~。 ホント、大変なんですね。 銀行って独自の世界があるようで、 色々な雑情報が仕入れられますわ。 こういうので下情報を仕入れておくと より一層、「半沢直樹」が楽しめるかも(^o^)。 2013/09/04

バジル

0
以前呼んだことをすっかり忘れて再読。 そうだった、前回も思った感じと違ったと感じていたことを思い出した。 もっと生生しい内容かと思ったのが作者の日記のような印象で今回も流し読みのようになってしまった。2025/01/24

Toshiharu Hayashi

0
文章力って大事だなと感じる本。銀行生活のなかで出会った様々なエピソードを紹介しているんだけど、いかんせん、読ませる文章ではないので引き込まれない。浅田次郎さんとかなら上手く膨らませて泣けるエピソードに仕立てるんだろうけど、、、2018/01/15

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