扶桑社新書<br> なぜ上司とは、かくも理不尽なものなのか

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扶桑社新書
なぜ上司とは、かくも理不尽なものなのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 220p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784594054670
  • NDC分類 336.3
  • Cコード C0295

内容説明

経験がものをいうのか、邪魔をするのか、成功体験にこだわるダメ上司。部下たちの沈黙とモラルハザード、ダメ上司の下で働く部下たちのネガティブ反応。思わずうなずく積極的ダメ上司、消極的ダメ上司。ダメな上司の理不尽な行動を、理論と事例でわかりやすく紹介。

目次

第1部 ダメな組織にも合理性がある(ダメな組織をエージェンシー理論に当てはめると;ダメな組織を取引コスト理論に当てはめると;ダメな組織を所有権理論に当てはめると)
第2部 ダメな組織のダメな上司にも合理性がある(ポジティブにダメな上司の合理性;ネガティブにダメな上司の合理性;ダメな上司集団の合理性)
第3部 ダメな組織のダメな上司に仕える部下たちへ(ダメな上司と運命をともにする道;あえて、命令違反をおこなう道;ダメな組織のダメな上司を見捨てて、会社を去る道)

著者等紹介

菊澤研宗[キクザワケンシュウ]
慶應義塾大学商学部・大学院商学研究科教授。慶應義塾大学商学部卒・同大学院商学研究科博士課程修了。ニューヨーク大学スターン経営大学院客員研究員、防衛大学校社会科学教室・総合安全保障研究科教授、中央大学大学院国際会計研究科教授を経て、現在に至る。著書に『比較コーポレート・ガバナンス論』(第1回経営学史学会賞)有斐閣(2004)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

5
人の下す結論というのは、基本的に合理的なものである。一見無茶で論理の通らないことを言っているかのように見えても、その個人という価値観の中であれば理論が通っている。ただし、その合理性は上司個人のみにあてはまるものであり、組織全体から見たら非効率極まりないということも多々ある。2013/12/11

funkypunkyempty

3
★★★★ 面白かった。新しい知見を得た。著者の本をしばらく一気に読み倒していこう。2021/05/09

Humbaba

3
個人としての最適と,集団としての最適は必ずしも一致するわけではない.それどころか,大きく異なることすらある.外に出ていく有能な人材ほど,あとを濁さない様にするためにも会社の中で不平を言わない.一方ずっと会社にいる人間ほど,会社に対して不平を並べて不満を解消しようとする.2011/03/04

Humbaba

2
上司の判断は,一見理不尽に感じるかもしれない.また,それは実際に全体から見れば最適ではないということもあるだろう.しかし,その判断を下す本人から見てみれば,確かに合理的に判断しているということも少なくない.2012/04/28

Kentaro

1
理不尽な言動の中には、次のようなものがあります。 自分の言うことを聞くイエスマンだけを集めて自分達の意見と異なる意見や行動をする人間を虐げ、排斥するような上司に権限が集中しているような限定的小集団がダメな組織、ダメな上司となる場合が多い。 これは全くその通りだと思います。2018/01/14

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