扶桑社ミステリー
ひそやかな復讐〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 674p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784594053796
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ロビンは誰に殺されたのか?ハリエットの探索は、家族の苦しみを掘り起こすことにもなった。家に閉じこもったままの母。州外で別居生活を送る父。内向的で不安定な姉。そして、強い絆で結ばれた祖母とその姉妹たち。人びとを傷つけながら、ついにハリエットは答えにたどり着くが―世界を席捲した伝説の作家ドナ・タートの10年ぶりの新作。他の追随を許さない濃密さで驚異的な物語世界を構築し、人間の死と生を描いて、大反響を巻き起こした、一大ミステリー・ドラマ。

著者等紹介

タート,ドナ[タート,ドナ][Tartt,Donna]
1963年、ミシシッピー州生まれ。ミシシッピー大学在学中に才能を見いだされ、92年に発表した『シークレット・ヒストリー』で全世界にセンセーションを巻き起こした。その後、10年の沈黙を経て、第2作となる『ひそやかな復讐』を発表。ふたたび大反響を呼んだ

岡真知子[オカマチコ]
神戸大学文学部英米文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

23
皆さんの感想を見て安心しました。やっぱり犯人わからなかったですよね?何なの?と思いました。2020/01/10

Ayako H

5
図書館から。丁寧に丁寧に話を書き込んであるので、情景が頭に浮かんできます。まるであたまの中で映画上映しているみたい。でも話はなかなか進まないので、どうなるの~?とはらはらドキドキが続いたまま。読み進むのは大変でした。ラストは、あ~、よかったの部類なんでしょうね、きっと。というほどイマイチよくわからない落ち着き方。上質な小説ですが、娯楽的に面白い、という感じではないでね~。翻訳も難しかったらしいです。2016/10/14

Foufou

4
ヒーリーは言う、《Say what you want to, I don’t care. But she’s a genius.》。すべては不条理な死から始まった。謎解き、という意匠を借りながら、際限なく増幅するエピソード。冗長さを含め、小説ならではの豊かさである。子どもの夢想に翻弄される大人たちの物語、と読んでもいい。しかしヒーリーの苦渋が示すように、それは泡沫である。子どもの夢想が払うツケは高くはあるまい。にしても、かの「天才」は読者の中で怯え続けるだろうし、それはかつての私たちだったはずである…。2018/10/17

k.kishida

4
ミステリーとして読むとその展開の遅さにイライラしますが、そうじゃないんだと理解したら、登場人物たちの多様性やその描写の面白さを楽しんで読むことができました。解説に書かれている「南部ゴシック」小説という言葉が一番適切かもしれない。2017/08/14

sattin

3
クライマックスの塔のシーンとか一気読みでした。この二人と少女、相容れないような人物が衝突することで事件になるのだけど、主人公の賢さというかすばしこさがなかなか。ただ、結局ロビンを殺したのは誰なのかというのがはっきりしなかったのが気になりました2017/01/24

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