扶桑社新書
親より稼ぐネオニート―「脱・雇用」時代の若者たち

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  • サイズ 新書判/ページ数 255p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784594052454
  • NDC分類 371.47
  • Cコード C0295

出版社内容情報

厳しい労働環境下に置かれる「貧乏クジ世代」とも呼ばれる20代後半~30代の若者たちの中から、「雇用」を捨て、不労所得や自営業によって親や同世代以上の年収を稼ぐ「ネオニート」なる成功者が現れ始めた。彼らは一体何者なのか? 彼らの収入術とは何なのか? 若者取材暦10年続の著者が、その実態に迫る。

内容説明

厳しい労働環境下に置かれる「就職氷河期」世代の若者たち。ニート不安に揺れる彼らの間から、会社に雇用されることを捨てた「ネオニート」と呼ばれる成功者たちが続々と現れ始めている。大ヒットアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』に心酔し、「自分の能力を受け入れてくれる会社はない」と悟った彼らは誰にも縛られない稼ぎ方に目覚め、持て余した時間と力を存分に発揮して短期間で儲けだし、同世代の羨望の的になったのだ。

目次

第1章 「ネオニート」の誕生―「就職氷河期」世代のサバイバー
(「ネオニート」とは何か?;個人投資家ブームの裏側で;「脱・雇用」から豊富な収入手段へ)
第2章 ルポ「雇われる」を捨てたら、親より稼げた!―ネット・ビジネス編(ヲタク出身の素人童貞が1年半で月収300万円;1年で年収1000万を超えた元フリーター;アフィリエイトで稼ぎながら南の島で暮らす女性;東京でしか買えない服を地方に売った女子高生;ネット・ビジネスが「敗者」を救う!)
第3章 ルポ「雇われる」を捨てたら、親より稼げた!―ゲストハウス経営編(ゲストハウスなら家賃収入も夢じゃない;脱サラ3年で家賃収入とコンサルティング;女性専用ハウスを運営する子育て主婦)
第4章 ネオニートの労働観―『エヴァ世代』は自分を愛せる仕事を求める(「下流」の自覚から始めよう;「みんなと同じ」を嫌がる下流層;「エヴァ世代」は自分を目指す;自営で無理なく稼ぐ方法;資本主義社会における「勝ち組」)
第5章 座談会「ネオニートは労働からの解放を叫ぶ革命家なのか?」(終身雇用が信じられない時代の試み;優秀な人材が浮いてしまう日本企業の体質;人より速くできて、言われなくてもやりたい作業で稼げ;ダメ元でメジャー企業に売り込んでも返事は来る)

著者等紹介

今一生[コンイッショウ]
1965年群馬県生まれ。フリーライター&エディター。1997年、『日本一醜い親への手紙』3部作(メディアワークス)をCreate Media名義で企画・編集し、ベストセラーに。1999年に『完全家出マニュアル』(同)を発表し、「プチ家出」が流行語になる。若者事情に詳しく、マスコミへのコメント提供や講演活動も精力的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

86
いろんな生き方があっていいのだと励まされる一冊。こんな生活にむしろ憧れるなぁ。2014/01/04

maimai

12
株やアフェリエイトなどの不労所得で稼ぐ人をネオニートと呼び、そういった若者が増えてきています。彼らの多くが社会にうまく適応できずにネオニートとなりましたが、個人的にはそういった逃げ場も必要なのかもしれないと思います。引きこもりに対してあまりいい顔をしない人も多いとは思いますが、なぜそうなったのかという理解をすることが大切だと思います。2015/12/05

ごへいもち

12
著者の文章は軽くて薄っぺらで読むのが面倒だったがこういう実態は力があるかなぁ。チューリップ不動産は物件を増やして企業になっている様子。手作り感が減った気がする2012/04/26

えちぜんや よーた

6
他に読みたい本があるので、第2章、第3章のルポルタージュ部分はショートカットさせていただきました。読んだところは概要部分の第1章、総括部分の第4章、対談形式の第5章です。今、見えてる労働観に疑問を抱いたときに「とりあえず読んでみたら?」という一冊かな?2012/06/24

がっち

5
読み物として面白かった。別にネオニートがいいか悪いかは言うまでもないと思うが、自分で稼いで生きていけて、自分がそれでいいと思うなら個人的にはそれは何と言おうとそれでいいのではと感じた。ただ自分はお金というのは手段でしかないと思っているので、お金をたくさん得たいと思うのはいいが、それ自体が生きる目的になってはいけないとことごとくこの本を読んで思った。B2010/06/11

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