内容説明
期限付きの就労ビザで働いていたインド人青年シンハが行方不明。コンピュータ・おタクだが真面目な彼を見つけるために、あたしはシンハの職場だったスロットマシン部品製造会社に赴いた。オーナー三兄弟の次男はかつて殺人容疑で告訴されたことがある、っていうのもなんだか怪しい。捜査を進めていくうちに、あたしのところには謎の花束と死体の写真、「鬼ごっこだよ。おまえが鬼だ」というメッセージが。こっちが標的になっちゃったの!?危機一髪のシリーズ第九弾。
著者等紹介
イヴァノヴィッチ,ジャネット[イヴァノヴィッチ,ジャネット][Evanovich,Janet]
ロマンス小説家として高い評価を得ていたが、1994年に初めて書いた犯罪小説『私が愛したリボルバー』(扶桑社ミステリー)でCWA(英国推理作家協会)最優秀新人賞を受賞
細美遙子[ホソミヨウコ]
高知大学人文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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雅
44
失踪人を探す筈が気付けばイカれたゲーマーからターゲットにされてる。相変わらずのブッ飛んだドタバタコメディ。強烈なキャラしか出て来ないので、最後まで飽きる事なく読了2020/05/11
bookkeeper
39
★★★★☆ 再読。就労ビザの期限切れを控えて行方をくらませたインド人のシンハ。期限の保証をしていたヴィニーの会社が危機に陥りステフが捜索を開始するが、死体の写真と花束が送りつけられる。 オープニングのアクションはワセリンまみれで下半身を露出させたお爺さんの確保(笑)。必ず病院送りになるレンジャーの部下達や、ついて来てくれるけど全く役に立たないルーラなど毎度安定の笑いのツボです。髪を切られちゃったステフを見て、怒るモレリって良い奴。 「あたしをコケにしてるんかい?危険ってのがあたしのミドルネームだよ」2022/06/06
みみずく
21
どうにも忙しいときのカンフル剤として期待して読んだ。 相変わらずのモレリとステフ、そしてレンジャー。行方不明のインド人シンハ探しを始めてから謎の人物から命を狙われるステフ。彼女にはよくある状況だけどあの悪漢ラミレスと張るくらいの気味の悪さ…。いつものお約束の車爆破はなかった代わりに、別の災難が発生し、そこがまた読みどころ。モレリのおばあちゃんのぞっとする幻視、プラム家の面々の騒々しい有様、レンジャーの相変わらずのセクシーさなどカラッと楽しめて元気になった。2014/09/26
むらさきめがね
16
ルーラは名前をメダパニに変えた方がいいんじゃない?ピエロのドナルドを彼氏にした方がいいんじゃない?あとこのシリーズはハリウッド映画化よりヅカで上演すべきだと思うんだよな。割と真剣に!2015/09/05
Ribes triste
13
ステファニーシリーズ。就労ビザ期限前に失踪したシンハの捜索中のステファニーに、殺人者からの花つき脅迫メッセージが届く。次から次へとステファニーの行くところに騒動あり。予想不能の展開に大笑いして読みました。2019/03/24