内容説明
見知らぬ女性から、あなたは誘拐されたわたしの娘だと言われたコーリーは、自分が実は養子だったことを知る。かつては夫婦であり、いままた男と女として向き合うコーリーとジェイクは、協力してこの件の調査を始めるが、どうやら養子斡旋にからんで子供が闇取引されていた可能性が出てきた。そして時を同じくして、二人の周囲には不穏な事態が相次いで発生、ついには殺人事件すら起こる。発掘への嫌がらせなのか、それとも…。ロマンス、サスペンスそして家族の情愛を鮮やかに描いた長編。
著者等紹介
ロバーツ,ノーラ[ロバーツ,ノーラ][Roberts,Nora]
1981年に『アデリアはいま』(サンリオ文庫)でデビュー。一躍ベストセラー作家となる。86年にはアメリカ・ロマンス作家協会初の名誉殿堂入りを果たした。彼女の作品はこれまで約1億5千万部売れている
岡田葉子[オカダヨウコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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のっち♬
90
調査を進める中で、子供の闇取引と養子縁組の斡旋が浮き上がってくる。ロマンスを繰り広げる三組のカップルの葛藤もどれも一筋縄ではいかないが、主人公たちよりも弁護士と実兄の方に魅力を感じた。弁護士の連れ子や飼い犬の可愛らしい描写もなかなか印象的。一方で、育て親に対する義理があるとは言え、ヒロインの実父母に対する態度はあまり思いやりが感じられず好感が持てなない。「複雑で難しい情況に見事な常識で対処」してきただけにこのあたりは惜しい。肝心の事件の動機に関しても、殺人に発展するほどとは思えずいまひとつ説得力に欠ける。2019/03/06
じょじょ
7
びっくりする位のめり込んで読んじゃった。ジェットコースターみたいってこうゆう時に使うんだろうなって。他も読まなきゃ。 2021/08/13
こえん
2
ヒロインと元夫とのやりとりが好き。仕事のできる女性が目立ったお話でもある。ラストは思わず笑っちゃった。2009/01/09
蔡
1
面白かった。けど登場人物が多すぎて途中混乱した。2015/05/27
みるて
1
図書館の本 読了 RITA賞2012/05/06